ハードボイルドなアニメと言うと、必ず名前が出てくるのがカウボーイビバップです。
でもわしがカウボーイビバップを知ったのはまだ最近と言うか数年前です。例によって「ハードボイルド アニメ」で検索して知ることとなりました。ネットで見る限りではファンも多くかなり評価されていますね。
ただ舞台は未来の宇宙ですからね。SF的要素があるのが少しどうかなと思っておりました。そのために興味を持ってから、実際に見るまでに少し時間がかかってしまいましたが・・・
見て正解でした!と言うか今まで見なかったのは大きな損失だったとすら思います!
そこで今回はカウボーイビバップの音楽、最終回でスパイクはどうなったかなど・・個人的な感想を思いっきり語ってみたいと思います!
2021.9.26 追記
ついに実写版カウボーイビバップがNetflixで2021年11月19日から配信開始
カウボーイビバップ が見放題! | Hulu(フールー) 【お試し無料】
カウボーイビバップ映画版~アニメ版を見た感想
で、最初に見たのは映画版の「COWBOY BEBOP 天国の扉」です。
近くのレンタルDVD屋さんにもおいてありましたし、これを見れば自分の好みに合うか合わないかが分かりますしね。
でも合うか合わないかなんて心配は無用でございました。わしにとっては非常に面白いアニメでございました。最も最高傑作とかこういうアニメを探していたとか絶賛するまでには至りませんが、雰囲気とかストーリーはかなりツボでしたね。
その後、アニメ版のDVDを全話一気に見て、さらにヤフオクでレンタル落ちのVHSビデオの中古を全話分買いました。何度もレンタルして見るより安いかな?と思ったし、仮に1度か2度見て捨てたとしても惜しくないですからね。
ちなみにわしがヤフオクでレンタル落ちのVHSビデオを購入したアニメはルパン三世とシティーハンターとこのカウボーイビバップだけでございます。
と言うことはわしにとってのアニメのベスト3はこの3作品になりますな。
それでアニメ版の感想ですが、私は映画版よりもいいと思いました。
セリフや名言、渋さ、かっこ良さなどてんこ盛りでございます。しかし正直なところ、話の内容はそれほどでもないような回もあると個人的には思います。
でも音楽も含めた雰囲気というか世界観みたいなのが素晴らしいですね。最終回でリアルフォークブルースが流れるところなんかおっさんは鳥肌がたちました。
本当にカッコいいと思います。
ルパン三世のパクリ?
ネット上でもよく話題になっていますが、カウボーイビバップはルパン三世の焼き直し、パクリではないかと言うことですね。確かに意識されているのは間違いないと思います。オープニングも知らない方が見たらルパンだと思うかも知れません。
ただスパイクとジェットの関係はルパンと次元の関係とは違うような気がしますけどね。それに五ェ門の代わりになる人物もいないですし、銭形のとっつぁん役もいないです。それからフェイも峰不二子と比べるとキャラも薄いですしね。
監督さんは松田優作さんの探偵物語に近いと言った発言をされているようです。これも違うような気がしますが、まあ監督さんがそう仰るならね。
あとおっさんたちが小学生~中学生ぐらいの時に見た萩原健一さんと水谷豊さんの傷だらけの天使の影響もあるんじゃないですかね。
その他にも映画のスティングとの類似性を指摘する方もいます。スティングは私も大好きな映画ですが、確かに言われてみるとそうかなあと思います。
音楽が素晴らしい!
カウボーイビバップはまた音楽がしびれます。
菅野よう子さんの音楽は本当にいいですね。わしゃ携帯の着メロもカウボーイビバップのOPテーマ、TANKS!にしているぐらい好きです。
ただこのTANKS!もパクリだと言われていますよね。
確かにアラン・ドロンとジャン・ギャバン主演のフランス映画、地下室のメロディーのテーマが元になっているとは思います。でもTANKS!の完成度もかなりのものだと思いますけどね。いずれにしてもTANKS!も含めて音楽がこのアニメに占める割合は高いと思います。
音楽抜きにはこの雰囲気、渋さ、カッコ良さは出ないと言ってもいいのではないでしょうか。
海外での評価・評判は?
日本のアニメは海外でも高い評価を得ている作品が多いですよね。中には日本以上に評価されていて、大人気の作品もあります。
ルパン三世もそうですし、このカウボーイビバップも海外、特にアメリカではかなりの人気アニメになっているようです。考えてみればフェイは中国系だと思いますが、スパイクもジェットも白人ですからね。
そのまま英語で吹き替えればまったく違和感がないのかも知れません。当然ながら日本が舞台ではないですしね。
それとハリウッドで実写で映画化されると言う話もありましたよね。こういった企画が出てくるのも海外で人気があるからではないでしょうか。
ちなみにスパイクはキアヌ・リーブス、ジェットはブルース・ウィリスが演じることが決定していたように思いますが。スパイクはともかくジェットはピッタリですね。
でもどうやらこの企画は立ち消えになってしまったようです。少しホッとしたような気もしますね。
実写版カウボーイビバップについて
2017.6.7 追記
立ち消えになったかに思えたカウボーイビバップの実写化ですが、どうやら正式に企画がスタートしたようですね。
ただ映画ではなくてテレビシリーズになります。プリズンブレイクの政策会社と日本のサンライズが共同で制作するとのこと。
サンライズの公式HPでも発表されていますので、決定で間違いないでしょうね。
これには海外でも日本でも賛否両論がありますね。
まあアニメの実写化においては常に「否」の方が多いですけどね。私個人もやはり少し無理があるような気がしますけどね。
現段階では別物として楽しめればいいかなと思っています。
2019.10.12 追記
いよいよ実写版カウボーイビバップの撮影が開始されたようですね!配信されるのはNetflixで全10話になるとのこと。
正直な話、アニメのファンとしては楽しみではありますが大丈夫なのかなと思わないでもありません。特にキャストが微妙なような気がして・・
でも実写化されるなら良い作品に仕上げて頂きたいですね!
ちなみにこの動画はアイン役のコーギーの視線から見た撮影初日の様子だそうです。
2021.9.26 追記
ついに実写版カウボーイビバップがNetflixで2021年11月19日から配信開始とのこと。それに先立ちオープニングクレジット映像が公開されています。
アニメ版をリスペクトしているのは伝わりますし、Tank!を使ってくれたのはうれしいですが・・
すんません、個人的には違和感ありありでございます。
でも他のキャラ見るとアニメ版のストーリーに忠実なのかな?どうせなら雰囲気、世界観もアニメ版を再現してくれていると良いですが。
まあ見もしないうちからあれこれ言うのも何でございます。機会があれば見てみたいですね。
最終回でスパイクは死んだのか?
それから最終回のラストシーンもよく話題になっていますよね。
果たしてスパイクは死んでしまったのでしょうか。それとも生きているんですかね。まあ普通に見れば死んだような気がしますけどね。
でもどちらか分かりませんよね。製作側の方の気持ち一つでございます。もちろんファンとしては生きていて欲しいと思いますけどね。それにスパイクが生きていれば続編というかシーズン2だってありうるかも知れません。
まあそういった絡みと言うか、その後のことも考えてわざとはっきりさせなかったのだと思います。ですので個人的にはシーズン2とは言わないですが、OVAとか劇場版で続編を作って欲しいと思います。
でもこれだけ日が経っているのでもう無理かも知れませんね。
あえて注文を付けるなら・・
ただ欲を言えばSF的な近未来の話でなかったらなあと思わないでもないですね。
舞台は2071年の設定ですからあと60年後にあそこまで発展するわけないとかいうことが頭をよぎります。それなのに銃だけはジェリコとかP99とかグロックですからね。もちろんエアガンオタクの私はこれらの銃を使ってくれてうれしいですけどね。
それと私は車好きでもありますから主人公が渋い車に乗っていて欲しいというのもあります。現代版かほんの少し近未来かあるいは逆に1950年代とかの時代でやってもらえたら私的にはベストかなあ、と思います。
とはいえ十分にいいアニメだと思いますけどね。ハードボイルド系のアニメの傑作、90年代を代表するアニメだと思います。
ハードボイルド系が好きな方にはおススメです。