ドラマ「ロング・グッドバイ」の感想!増沢磐二&音楽が渋すぎ!

ロング・グッドバイはハードボイルド小説の元祖、レイモンド・チャンドラーの代表作の1つですね。ファンも多くて高く評価されている小説だと思います。

また1973年にはアメリカで映画化もされています。こちらもアマゾンの評価とかを見ると、かなりの高評価ですね。

そして2014年にはNHKで全5回の連続ドラマとして放映されました。わしも遅ればせながらこのドラマを見ましたので、今回はこのドラマを見た感想とメインテーマを始めとした音楽のかっこ良さを紹介したいと思います!

これから見る方の何かの参考になれば幸いです。

 

ドラマ「ロング・グッドバイ」のキャストは?

ドラマ「ロング・グッドバイ」は、主人公の増沢磐二が自分の妻であり女優の殺人事件の犯人と疑われた友人の原田保の無実を信じて権力に立ち向かい、真相を究明すると言うのがおおまかなあらすじです。

増沢磐二を演じるのは浅野忠信さんです。浅野さんは役者生活26年目にして初の連続ドラマの主演だったそうです。少し意外な感じがしますね。

そして磐二と知り合って友人となる原田保役は綾野剛さんです。ストーリーはこの二人を中心に進んで行きます。

そして敵役で衆議院議員選挙に立候補を予定している原田平蔵柄本明さんが演じます。

その他、小雪さん、古田新太さん、冨永愛さん、滝藤賢一さんが脇を固めます。結構、豪華キャストですよね。

 

ロング・グッドバイを見た感想!

舞台は1950年代の東京に変更されていますが個人的には60年~70年代ぐらいの方が良かったように思います。しかし戦争とか絡んでくるので1950年代しか無理でしょうね。

その他の設定や基本的なあらすじは原作を踏襲しているようですね。

 

それで全5回を見た感想ですが、これは渋くてかっこいいドラマに仕上がっていると思います。

何と言っても増沢磐二を演じる浅野忠信さんが渋すぎます。ハードボイルド系が好きな方ならたまらないのではないでしょうか。

これぞ大人の男と言うかカッコいい男という感じですね。また綾野剛さんを始めとしてその他の役者さんも渋い方ばかりです。

おじさんはこういうドラマなり映画を見たかったですね。

ただほんの少し気になったのは全般的に画面が暗いという点でしょうか。まあこれはこの手のドラマなら仕方がないと思いますし、このトーンだからこそドラマが一段と渋さを増しているのも事実です。

あとストーリー的には辻褄があわないと感じた所もありました。特にラストのあたりですね。でも多分、わしの理解力がないだけだと思いますし、意外な展開だからそう思ったのかも知れません。

それとこのドラマは細かいことは抜きにして、全体的な雰囲気や増沢磐二の渋さを楽しむことが主目的になると思います。

 

メインテーマ&音楽がかっこいい!

ドラマにしろ映画にしろ名作と言われるような作品には印象的なテーマがセットになっているものでございます。

その点、ロング・グッドバイはクリアしていると思います。役者さんたちだけでなく、音楽も最高ですからね。

担当したのは大友良英さんですが、NHKの朝ドラの「あまちゃん」の音楽も担当されていたようですね。

特にメインテーマは本当に渋いと思います。個人的にはカウボーイ・ビバップの主題曲Tank!に少し似ていると思いました。

それと途中からは薬師寺涼子の怪奇事件簿のテーマにも似ているように思います。まあわしはどちらの曲も好きですからロング・グッドバイのテーマもかなり気に入りました。

わしと同じくTank!が好きな方なら是非一度聴いてみて下さい。多分気に入ると思います。

またそれ以外の曲も渋い曲ばかりですよ~!大人向けの曲ばかりだと思います。

これからこのドラマをご覧になる方は是非!音楽も楽しんで頂きたいと思います。

 

最後に・・

今回はNHKのドラマ「ロング・グッドバイ」の感想などについてアップしてみました!

個人的にはかなり高い評価をしても良いドラマだと思いました。ハードボイルド系が好きな方、大人向け、オッサン向けのドラマを見てみたい方には是非見て頂きたいドラマだと思います。

ただ原作のファンの方や、映画版のファンの方が見たらどういった感想を持たれるのかはかりません。もしかしたらガッカリされるかも知れませんけどね。

またわしも近いうちに映画版も見てみたいですね!

それとこれで終わってしまうのは悲しすぎます。再び増沢磐二を見たいと言う方も多いはずです。

ですので是非とも続編を作って頂きますよう、NHKのスタッフの皆様にはお願い申し上げます。