RX-7は日本を代表するスポーツカーですね!これに異論のある方は少ないのではないでしょうか。
そのRX-7には初代のSA22、2代目のFC、そして最後のRX-7にして最強のFDがあります。どのモデルも魅力的だと思いますけどね。
私も初代のサバンナRX-7のオーナーでした!乗っていたぐらいですから当然ですが好きな車でしたしロータリーエンジンにも良い印象を持っています。
そこで今回は初代サバンナRX-7の個人的な感想や評価をアっプしてみたいと思います!それとロータリーエンジンやRX-7はもう復活しないのでしょうか?
それも考えてみたいです。
初代サバンナRX-7とはどんな車だったのか?
昭和40年代後半から国産車には日産のフェアレディZぐらいしかスポーツカーはありませんでした。トヨタ2000GTやトヨタスポーツ800とかは生産終了してましたからね。
その後、オイルショックとか排ガス規制とかあってスポーツタイプの車にとっては受難の時期が続きます。その後に満を持して?マツダがロータリーエンジンを搭載した初代サバンナRX-7を世に出してくれました。
1978年(昭和53年)のことです。その後、1985年(昭和60年)までマイナーチェンジを繰り返しながら販売が続けられました。
デザインとかは当時の日本車のレベルを超えていたと思います。今となっては古臭いですけどね。
初代ロードスターと比較すると全高は3センチぐらい高く、全長は30センチぐらい長いですが全幅はほぼ同じです。現代の車と比較すると少しバランスが悪いかも知れませんね。
ただ車重はグレードによっては1000キロを切ってましたので現代ならライトウェイトスポーツですね!
私たちの世代はガキの頃、スーパーカーブームの洗礼を受けていますからね。そのスーパーカーの多くはリトラクタブルヘッドライトです。
日本初のリトラクタブルヘッドライトはトヨタ2000GTですが、当然ながら一般的な車ではありません。それなりに台数が売れた初めてのリトラクタブルヘッドの日本車のと言えば初代RX-7でしょうね。
リトラクタブルを広めた車と言ってもいいかも知れません。この後にいろいろと出ましたからね。
CMなどではグリーンメタリックのRX-7が使われていましたが、イメージカラーだったのでしょうかね?それもあってか初期はグリーンメタリックが多かったです。
そのためリトラクタブルヘッドを上げている時は「雨ガエル」と揶揄されてましたね。
ただ最初の1年か2年ぐらい爆発的に売れてその後は売れなくなってしまいました。やはりロータリー=燃費が悪いというイメージが大きいのでしょうか。
初代RX-7の思い出とレビュー・評価
私にとって初代RX-7が出た時の衝撃はかなり強烈なものがありました。街で見かけたりするとしばらくボーっと眺めたりしていましたからね。
その後、大学4年の時に昭和53年式の真っ赤なRX-7を購入して高校生ぐらいの時に憧れていた車のオーナーになりました。夢が叶ったと言えるかも知れません。
その当時は日本車のパワー戦争が始まった頃で、速い車がいろいろと出た頃です。何とかもっとパワーのある車に乗りたくていろいろと考えた結果、少し古くはなっていましたがRX-7を購入することにしました。
36回ローンで購入したので当然ですが3年ぐらい乗りました。
納車の日に少しエンジンを回してみた時に「メチャ走るな~!」と思いました。それまで乗っていた車とは次元が違いましたからね。
猛烈に感動したのを憶えています。
ただ今から思えば足回りもプアですし、ハンドリングなどはスポーツカーとしてはイマイチだったのも事実でしょうね。
あと魅力の1つはリトラクタブルヘッドですが、ライトを上げると近所の当時の小学生が大喜びしてました。そのため私はその子たちから尊敬の眼差しで見られておりました。
それから今までに乗った車の中で、一番手を加えた車でもありました。
- マフラー トラスト
- 足回り KYBだったかな?リアだけ8段階調節出来るやつ
- LSD 多分純正だと思う。友人の知人から購入
- タイヤ ピレリP77 70で一番高性能と言われたタイヤ
- ホイール スピードスターMKⅢ
- メーター 油温計?とか追加
- ロールバー 4点式
- プラグ 当時定番と言われていたレーシングプラグ
- プラグコード ハッキリ覚えていないが定番のプラグコード+火花が強くなるアダプター
- エンジンオイル添加剤 フロンティアだったかな?RE雨宮の雨宮さんが宣伝してたやつ
まだいろいろやってたかも知れませんが、覚えているのはこれぐらいです。ただこれだけ手を加えて3年しか乗らなかったなんて今から思えばもったいないですね。
あとエアロもやりたかったですけどねえ。当時はTWRのフロントバンパーが大流行りでしたしカッコ良かったですからね。
でも高くて手が出せませんでした。
ロータリーエンジンの燃費・フィーリングは?
私が乗っていた初代RX-7のエンジンは12Aです。もう1つの13Bと比べるとパワーは劣りますが燃費は良かったです。
もちろん普通のレシプロエンジンと比べれば悪いには悪いですが、高速では10~11ぐらい行きましたし街乗りでも6の後半から7ぐらいでしたからね。
最も街乗りと言っても岐阜県の田舎ですからね。都会の渋滞に巻き込まれたらこんなもっと悪いと思います。
もちろん今のエコカーと比べれば話にならないですけど当時のスポーツタイプの車と比べればそれほど差はなかったように思います。
それからロータリーエンジン独特のフィーリングも私は好きでしたね。
エンジンを回した時に盛り上がりに欠けると言う声もありましたけどね。でも電気モーターに例えられたりどこまでも回るんじゃないかと思えるようなスムーズさは魅力的だと思います。
それから低速トルクのなさを欠点にあげる方もいましたが、確かにそうかも知れません。でも実用上困るほどではなかったと思います。
最も私はマフラーとか交換していましたからね。燃費も含めてカバーできていたのかも知れません。
RX-7とロータリーエンジンはもう復活しないのか?
残念なことにロータリーエンジンは現在、搭載されている車はありません。2012年にRX-8が製造終了になった時に一緒に無くなってしまいました。
でもRX-7もですけど何とか復活させてくれないものかと思います。時代の流れはエコですのでその面がクリア出来ないと難しいかも知れませんけどね。
しかしマツダは2015年のモーターショーにはコンセプトモデルとしてRX-VISIONを出展してますからね。当時はそのスタイリングが話題になりましたよね。
この時は近い将来、RX-7も復活するのかと期待しましたが・・
その後は何の音沙汰もありません。
それとその時に、確か燃費面を改良したロータリーエンジンも開発中?開発済み?と言うアナウンスもあったような気がしますがこちらもその後は何もないですよね?少なくとも研究・開発は続けているのは間違いないでしょうが・・
いずれにしてもロータリーエンジンはマツダのDNAでもあると思います。youtubeの公式チャンネルにも「ロータリーエンジン飽くなき挑戦の歴史」と言う動画がアップされています。
いずれまた復活させてくれると信じています。ちなみにこの動画にはコスモスポーツとともにグリーンメタリックの初代RX-7も出て来ますね。
最後に・・
今回は初代サバンナRX-7の個人的な思いとロータリーエンジンに関することを記事にしてみました!
RX-7もその後、通称FCと言われる2代目が出てFDと呼ばれる3代目で絶版となるわけです。
2代目は今、近所に住んでいる方が乗っています。古い車ですが日常の足としてもガンガン乗っておられ故障もほとんどないそうです。
それを見ていると私もまたロータリーに乗ろうかなという気持ちも沸いて来ますね。もし乗るとなると現実的に考えたらRX-8ということでしょうが、購入したとしたらそれなりに手はかかるでしょうねえ。
それとマツダさんには是非ともRX-7を復活させて欲しいです。今の技術でハイブリッド型のロータリーとか出来ないものでしょうか。
それとその他のメーカーさんにもスーパーカー世代のオッサンがワクワクする車も作って頂きたいものです。