先日、F1の最年長出走記録を調べてみました!
昔はオッサンが頑張っていたんですね。というか1950年代のF1は金持ちの道楽というような側面もあったかも知れません。ですので年齢も比較的高かったかも知れませんね。まあ私の想像でございますが。
ただふと気になったのは日本のフォーミュラカーレースの最年長記録です!そこで日本のフォーミュラカーレースのトップカテゴリーであるF2、F3000、フォーミュラニッポンの最年長記録を調べてみました!
まあ古くからのレースファンなら想像が付くと思いますが、アップしてみたいと思います。
日本のフォーミュラカーの最年長ドライバーは?
日本のトップカテゴリーのフォーミュラカーレースの最年長ドライバーとして思い浮かぶのは、やはり高橋国光さんですね。
二輪のレースからスタートして四輪に転向後、長い間日本のモータースポーツ界をリードして下さいました。
私が一番最初レースに興味を持った小学生の頃には「無感の帝王」と言われていましたけどね。事実、いつチャンピオンになってもおかしくなかったのになかなか届きませんでしたが、その後タイトルも獲得してこのありがたくない異名は返上しましたけども。
かなりの年齢まで全日本F3000に参戦していたのは記憶していますが調べてみると1994年までですね。国光さんは1940年生まれですので54歳まで日本のトップフォーミュラに参戦していたということですね。
おそらくこれが最年長参戦記録ではないでしょうか。
それとこの年には54歳8ヶ月で3位になり表彰台に上がっています。これも最年長表彰台記録でしょうね。しかし引退する年、それも54歳で表彰台と言うのも凄いですね!
国光さんはF3000を引退した後も1999年までドライバーは続けていましたが、その年で完全に引退されていますね。
最年長優勝記録は?
最年長優勝記録となると思い浮かぶのが星野一義さんです。星野さんも元はと言えば2輪からレースをスタートしていますね。
長年、日本一速い男と言う称号とともに、日本のレース界に君臨し続けて来ました。日本のトップフォーミュラにも1996年のフォーミュラニッポンが始まった年まで参戦されていますからね。
この年は最終的にはミハエル・シューマッハの弟でその後F1でもそこそこ活躍するラルフ・シューマッハがシリーズチャンピオンになりました。
ですが最終戦までラルフも含めて服部尚貴、星野一義の3名がチャンピオンの可能性を残していました。星野さんは1947年生まれですからこの年には49歳ですね。とてもそんな年齢には見えないガッツ溢れる走りを見せてくれましたが結果はリタイアに終わりチャンピオンにはなれませんでした。
リタイアして車から降りてきた時にヘルメットを投げつけて怒りをあらわにした姿を記憶しています。後からヘルメットのメーカーのアライさんには謝ったそうですけどね。
でもこの1996年には開幕戦で優勝していますのでこれが最年長優勝記録じゃないですかね。誕生日が来ていないので48歳ということですね。
最年長チャンピオン記録は?
それから最年長チャンピオンも星野さんだと思います。1993年の全日本F3000で46歳でチャンピオンになっていますからね。
この年にはその後のF1ドライバーでフェラーリでチャンピオン争いをすることになるエディー・アーバイン、F3000のチャンピオン経験者で実力も高く評価されていたロス・チーバーと激しいチャンピオン争いを繰り広げ、アーバインと同ポイントながら優勝回数の差で星野さんがチャンピオンになりました。
しかし今から思うとこの頃は豪華なメンバーですねえ。F1経験者やその後のF1ドライバーもアーバインの他に、マルコ・アピチェラ、ミカ・サロ、ハインツ=ハラルド・フレンツェン、ローランド・ラッツェンバーガー、エマニュエル・ナスペッティが参戦しています。
アーバイン以外でもフレンツェンもF1でも勝利しましたし、サロもF1でも長く参戦し続けましたよね。トップドライバーと言っても過言ではないかも知れません。ただラッツェンバーガーは残念なことに、セナの事故死の前日に同じく事故死してしまいましたが・・
またチーバー同様、F1には乗れませんでしたが長く日本で活躍し続けた前年のチャンピオンマウロ・マルティニも当然ながら健在でしたしアンドリュー・ギルバート=スコット、ジェフ・クロスノフなども参戦していました。そんな中で取ったチャンピオンですからね。評価されて当然だと思います。
まとめ
今回は日本のフォーミュラカーレースのトップカテゴリーの最年長記録について記事にしてみました!
と言っても高橋国光さんと星野一義さん以外にはいないのは想像が付きますけどね。それと個人的には星野さんにもF1に行って欲しかったなあと思います。
しかし時代が違うとは言えひと昔前にはオッサンが頑張っていたんですね。体力的には今の時代の方が体に優しいかも知れませんが、スーパーフォーミュラにオッサンはさすがに難しいでしょうなあ。
もちろんベテランがいつまでも牛耳って、後進に道を譲らないといった状況も良くないでしょうが、ただ私もまだまだいろいろな面で頑張らないといかん、と改めて思った次第です!