ドラマ「悪貨」の感想!あらすじとキャストは?ラストが気になる!

金融系の映画、ドラマって少ないですよね。

でも一定数のファンはいると思いますけどねえ。私もこの手の映画やドラマを見つけたら見ることにしています。ただ内容がズレている場合も多いですけどね。

と言うことで先ほど見終わったのドラマが「悪貨」です。2014年にWOWOWでドラマ化されてますね。見たきっかけは、レンタルDVDのケースを手に取ったら金融サスペンスというコピーが目に入ったからです。

まだ見ていない方にしてみれば、そのコピーにふさわしいドラマかどうかが気になりますよね!そこで今回は「悪貨」を見た個人的な感想、気になるラストについてアップしてみたいと思います。

悪貨

 

悪貨のキャスト・あらすじは?

キャストは結構、豪華だと思います。

主人公の1人、宮園エリカを演じるのが黒木メイサさん、もう1人の主人公、野々宮冬彦は及川光博さんです。ダブル主演と言うことですね。

また脇を固める役者さんたちも、高橋克実さん、石橋蓮司さん、豊原功補など実力派揃いです。

少年時代に金で苦労した及川さん演じる野々宮が、貨幣経済なり資本主義を崩壊させることを目論むというのが大体のあらすじです。

野々宮は自分の目的である「金で支配された日本を叩き潰す」ために、手段を選ばず台湾の裏社会の実力者の側近となって偽札を製造します。でもその後ボスを裏切り偽札や日本の政界などとの癒着を暴こうとするという感じですけどね。

しかし失敗に終り、台湾のボスからも日本の警察からも追われるようになってしまい、最後には殺されてしまいます。

そこに黒木メイサさん演じるヒロインとの恋愛や印刷職人と偽札鑑定人との関係などが絡んでくるといいった感じです。

 

悪貨を見た個人的な感想・評価!

一応は金融ドラマではありますよね。でも私が想像していた金融ドラマとは違いました。

偽札の話だというのは分かりましたがそれを巡って金融戦争でもやるのかな、と勝手に想像しておりました。よく内容も吟味せずに思わず借りてしまった自分が悪いんですけどね。

もちろん面白いことは面白いですけどね。ただ二時間ドラマのような面白さといった所でしょうか。個人的にはそんなに深いドラマには思えませんでした。

 

それとどうせなら野々宮が最後に一矢報いて終わって欲しかったです。

国家権力と裏社会につぶされて終りではねえ。胸糞悪いとまでは行きませんが、何かすっきりしないというか消化不良のような感じです。やはり悪者は最後は成敗されて地獄に落ちて欲しいものでございます。

あるいは密かに生き延びた野々宮が裏社会にリベンジするという続編でもあるのでしょうか。それならありかも知れませんし、見てみたい気もします。

 

それから悪貨の原作は島田雅彦さんの同名の小説です。

島田さんは左翼系の人ですので資本主義を批判したいのは分かりますけどね。でもアマゾンの原作のレビューを見ても経済小説としてはいまいちというような感想がありました。

失礼ながらドラマも同じような感じで今の段階での個人的な評価としては、良くも悪くもなしといった感じですね。

 

気になるラスト!野々宮は生きている?

ただ気になったのはラスト・結末です。野々宮は最後はどうなったんでしょうか。

普通に見れば無策に裏社会の弟分に捕まって殺されて終りです。しかし海の底へ沈んでいく時に目を開きましたからね。それに自分で重りのついた鎖を体に巻きつけて鍵をかけていますからね。はずすのは不可能ではありません。

またあっさりと裏社会の手に落ちすぎですし、何か策があったのでは?とも思えて来ます。それからヒロインのエリカの所に「ベネチアで待っています」と言うメッセージも届きますしね。もしかしたら生きているのかも知れません。

と言うか生きていなければどうやってメッセージを送ったのか・・と言うことですよね。捕まる前に出したのかも知れませんが。しかし生きているとすれば、あの状態でどうやって生き残るのか、ということになりますけどね。鎖をはずして海面まで浮上したとしても、泳いで日本まで帰るわけにはいかないですからね。

まあそれは小説、ドラマの世界の話ですからね。細かい突っ込みをするのはヤボと言うものでございます。ラストは視聴者が自分で判断すれば良いと言うことでしょう。

 

最後に・・

今回はWOWOWでドラマ化された「悪貨」のキャストとあらすじ、個人的な感想・評価をアップしてみました!

及川光博さん、黒木メイサさんのダブル主演で放映されていた当時はそれなりに話題になったと思います。ただ金融ドラマ・金融サスペンスを期待すると少しズレているように思いますけどね。

でも普通に二時間ドラマのようなサスペンスとして見ればそれなりに面白いと思います!それと主演のお二人のファンの方であれば十分、楽しめるのではないでしょうか?

あとラストもこれで良かったと思います。