スティングは1973年のアメリカ映画ですね。
「明日に向かって撃て」で共演したロバート・レッドフォードとポール・ニューマンが再共演し、大ヒットした映画です。
第46回のアカデミー賞も受賞していますよね。また後のいろいろな映画やドラマに影響を与えたとも言われています。
評価も高いので、前から見たいと思っておりましたが昨日やっとDVDを借りてきて見ることが出来ました!
で、その感想ですが見て大正解でした。私はいささか興奮しております!
そこで少しでもその興奮をお伝え出来たらと思ってはスティングの簡単なあらすじ、個人的な感想、テーマ曲やファッションなどについてアップしてみました!
映画スティングについて
スティングは舞台設定が1936年のシカゴだということです。
同じくロバート・レッドフォードが主演した華麗なるギャツビーの舞台が1920年代で、禁酒法が廃止されたのが1933年ですからその少し後になりますね。大恐慌が1929年ですから1936年となるとまだ不況下にあったかも知れません。
それとシカゴと言えば史実ではアル・カポネが有名ですが、1936年となると彼は刑務所に入っていたようです。ただ当時でも高層ビルとまでは行かないですが、結構高いビルがあって夜景とかも描かれています。さすがアメリカですね。
ストーリーとしては、若手の駆け出しの詐欺師と大物詐欺師のコンビによる犯罪映画です。
ロバート・レッドフォード演じる主人公のフッカーはシカゴで詐欺の師匠と共にチンケな詐欺行為をして生計を立てておりました。しかし詐欺がきっかけでシカゴのギャングのボスに師匠を殺されてしまいます。
そこでポール・ニューマン演じるもう1人の主人公で、師匠の旧友の伝説的詐欺師のゴンドーフと共に復讐をすると言うお話ですね。
まあ本来ならクライムアクションとかマフィア映画、復讐劇でもおかしくないストーリーだと思います。暗い映画になってもおかしくありません。しかしスティングは復讐劇、犯罪映画ではありますが、コメディタッチでスタイリッシュな映画に仕立てられています。犯罪を犯してしまった主人公が・・というような暗さはまったくないです。
それと主演のポール・ニューマンとロバート・レッドフォードはどちらもカッコいいです。さすが20世紀を代表する俳優だけのことはありますね。
個人的な評価~映画史に残るラスト!
またストーリーもよく出来ていますね。何と言ってもラストが素晴らしいです。一瞬ドキっとしましたけどね。
これこそが「大!どんでん返し!」でございます。ちょっと無理があるとも思いますが、そこは映画でございます。細けえことは二の次でございます。
でもどうあれ映画史に残るラストだと思いますけどね。あとカフェの女店員さんがああいうオチだったとはねえ。
これにはかなり驚きました。
と言うことでスティングは脚本、俳優、音楽も含めて個人的には傑作だと思いますけどね。
個人的には好きな映画のベスト3に入る作品です。私のような浅学菲才のおっさんが言うのも何ですが、映画とはこういうものではないでしょうか。
もちろん映画にもいろいろな種類、ジャンル、タイプがあると思います。この映画だけが映画の代表と言うことではないですけどね。また人によって求めるものも違うと思います。
ただもし映画=娯楽とか映画=エンターテイメントということを期待している方なら是非見て頂きたいですね。
と言うかそういう方であればもう見ていらっしゃるかも知れませんが。
テーマ曲やファッションも素晴らしい!
それから忘れてならないのはスティングのテーマ曲です!
スティングを見たことがない方でも「チャチャ チャチャッチャ チャッチャチャーン♪」と言うテーマ曲を聴けば、「ああこの曲か」と思う方が多いのではないでしょうか。特に我々中高年であれば耳にしているはずだと思いますけどね。
そしてこの曲のイメージも手伝って、スティングがただの犯罪映画ではなく明るいコメディタッチな映画に仕上がっているような気がしますけどね。
ちなみに曲名は「ジ・エンターテイナー」と言うそうですね。wikiによりますと、原曲は1930年代に作曲されたそうです。それを編曲してスティングのテーマとして使用したとのこと。
それとwikiで曲を聴くことも出来ますね。
あとファッションもカッコ良いと思います。1930年代のファッションは全然古臭くなくスタイリッシュですね。
わしゃファッションには詳しくないですが、でもファッションが好きな方からも評価されていますからね。ただ主演の二人がカッコ良いだけであって、わしらのような普通のおっさんがマネしても・・と言うことだとは思います。
まあ実際問題、あの二人が着ればどんなファッションでもカッコ良くスタイリッシュに見えるでしょうな。
まとめ
今回は私の大好きな映画の1つ、スティングの個人的な感想を中心に記事にしてみました!
とにかく痛快で小気味よい、スタイリッシュな映画だと思います。特にラストの大どんでん返しは素晴らしいです!その後のいろいろな映画やアニメなどに影響を与えたというのも頷けます。
まあ映画の好みは人それぞれですが、個人的には是非一度見て頂きたい映画だと思います。