私はドラマはあまり見ないのですが、テレビ東京系の「湯けむりスナイパー」だけは別でした。
毎週楽しみで、欠かさず見てましたね。もう1年以上前になりますけどね。
その後、2010の正月にも「湯けむりスナイパースペシャル」として放送されました。こちらは再放送と新作と半々でしたけどね。こうやってスペシャル版が企画されたと言うことは、やはり視聴率以上に人気があったドラマということなんでしょうか。
それとドラマの監督さんもこの作品には思い入れがあるみたいですね。そして思い入れがあると言うか、このドラマのファンもそれなりにいると思います。
私もその1人ですので「湯けむりスナイパー」に対する個人的な思い入れを述べてみたいと思います。
湯けむりスナイパーのストーリーと個人的な評価
ストーリーは元凄腕のスナイパーだった源さんが、人生をやり直すために組織を抜けてひなびた温泉街の旅館で働き始めるという内容です。
その旅館で起きるいろいろな出来事を描いたドラマですが・・ただこの設定を見ると、そんなに話が膨らむのかなとも思いましたけどね。
でも原作がありますので話には困らないでしょうし、非常に人間味のあるドラマに仕上がっていたと思います。
何よりも主人公の椿屋の源さんを演じる遠藤憲一さんが渋いですね。
特にオープニングが好きでした。渋くてカッコ良かったと思います。ハードボイルドな雰囲気がたまりません。
どんなオープニングかと言いますと、エンケンさんの「俺はかつて殺し屋だった・・」と言うセリフから始まります。その後主題歌であるクレイジーケンバンドの「山の音」が流れます。この曲が歌詞的にも「湯けむりスナイパー」にマッチしていていいと思いました。
それと今のテレビでは考えられない露天風呂やヌードのシーンも結構ありましたね。
個人的にはストリッパーのカトリーヌ山岸の回が印象に残っています。久しぶりにあのようなシーンをテレビで見るとびっくりしますけどね。
湯けむりスナイパーの原作を読んでみた!
ドラマを見たあとに原作も読んでみたいと思っていたら、近所の漫画喫茶にあったので早速読んでみました。
と言っても「湯けむりスナイパー」の原作はパートⅢまであります。私が読んだのはパートⅠだけですけどね。
それで読んでみた感想ですが、やはり面白いですわ。人間味溢れる大人の漫画ですね。連載が長く続いた人気漫画だけのことはあります。
ただドラマは残念ながら原作とは雰囲気が違ってしまったという面はあると思います。でも一部ドラマのオリジナルな話はありましたが、基本的には原作に忠実でしたからね。原作のファンの方も納得出来るデキだったのではないでしょうか。
しかし原作の源さんとエンケンさんの源さんは雰囲気が違いますからね。原作のファンの方はそのあたりに違和感を覚える方もいるかも知れません。
でも個人的にはエンケンさんの源さんも渋かったと思います。原作よりもハードボイルドという面では上かも知れません。
湯けむりスナイパーお正月スペシャル2012の感想
2012年の1月6日の深夜に2年ぶりに私の大好きなドラマの「湯けむりスナイパーお正月スペシャル2012」が放送されました。
久しぶりに遠藤憲一さんの渋い源さんを見ることが出来ました。
普段テレビは見ないのでテレビ番組表もほとんど見ないのですが、たまたま見て「湯けむりスナイパー」の文字を見た時はうれしかったです。あやうく見逃すところでしたが引き寄せとかいうやつでしょうか。
まあそんな大げさなものではないですけどね。
ただ今回の話は原作との関連はどうなんでしょうね。もしかしたらドラマのオリジナル脚本かも知れません。もちろん面白くないとか不満があるわけではなく、楽しく拝見させて頂きましたが。
しかし気になるのは今回の最後の話です。
でんでんさんが演じる椿屋の番頭さんが椿屋を去ってしまいましたからね。番頭さんがいないとこのドラマは成り立たないような気がします。
ということは・・・もう次回作はないのかも知れません。これが最終回と言うことなんでしょうか。そう思うと非常に残念でございます。
最後に・・
個人的にはこのドラマは面白くて渋いドラマだと思います。
出来ることなら「湯けむりスナイパー」のシーズン2も製作して欲しかったですけどね。演出家の大根仁さんも「湯けむりスナイパー」には特別な思い入れがあるそうですからね。何とかならないものかと思います。
でもお正月スペシャルを2回もやってくれたのでそれで良しとしないといけないかも知れません。
ただ源さんが椿屋を去ったわけではないですからね。
現実的には難しいかも知れませんが、続編なり再度スペシャルが製作されることを祈りたいと思います。