漫画「合法都市」の感想~結末に違和感・最終回は打ち切り?続編は?

おっさんはハードボイルド系が好きなので、その手の漫画やアニメ、ドラマ、映画を常に探しております。

と言ってもネットで調べるだけですけどね。この漫画「合法都市」もそうやって探していてたどり着きました。作者は東條仁氏で2008年~2010年まで連載された漫画です。

ありがたいことに、近所の漫画喫茶に全巻置いてありましたしそんなに長編ではないので本日、読み終わりました。

そこで簡単なあらすじと個人的な感想、それから違和感を感じたことを書いてみたいと思います。

 

合法都市のあらすじと個人的な感想

合法都市は、日本でありながら治外法権が認められた架空の都市、盤流市が舞台です。

その盤流市を支配しているのが盤流源一郎です。盤流源一郎は元は寂れた町だった盤流市で大油田を発見し、莫大なオイルマネーを手に入れます。そしてそのマネーを元手に何をやっても合法と言う、日本でありながら実質的に治外法権の盤流市を築き上げます。

そして敵役の盤流源一郎に挑む潜入捜査官の遠藤優介が主人公というある意味ベタな設定で話が進んで行きます。

 

主人公の遠藤優介はそれなりに魅力的なキャラクターに描かれていると思います。

でも個人的には敵役の盤流源一郎も魅力ある人物に描かれていると思いますけどね。果たしてどこまで遠藤の正体を見抜いているのでしょうか。この二人の関係が結構スリリングですね。

もちろんいろいろな面で設定に無理はあるでしょうし話の展開もアラがあるように思いますが、それはそれでございます。

気になるほどではございません。それに「そう来たかい!」とか思うような展開もありましたしね。

 

ですので個人的な感想としては、まずまず面白かったです。

名作とか絶賛するほどではないかもしれませんが、それなりに楽しませて頂きました。いい意味で想像していたのとは違う方向へ行くこともありましたしね。ハードボイルド系が好きな方なら十分、期待に応えられるデキだと思います。

ただ作画については好き嫌いが分かれるかも知れません。個人的にはもっとリアルな作画な方がストーリーに合っているような気がしますけどね。

 

最終回は打ち切り?

ただ気になる点がないわけではありません。

特に最終回には少し違和感を感じます。最も私だけでなく、多くの方が「これで終わりかい!」と言った感想をお持ちのようですね。

本当にこれで終わりなんでしょうか。

やはり無理やり打ち切りになってしまったのですかね。だとしたら何が理由でこういうことになったのか、と言うことですよね。何かトラブルでもあったのでしょうか。

と、思ってネット上で調べてみても、これといった理由は見つけられませんでした。大人の事情と言うやつでしょうか。

でも今回は第一部でそれが終了しただけで、いずれ続編の第二部がスタートすると言うことなら納得が行くんですけどね。と言うかせっかくそれなりのデキにある作品ですから是非そうして頂きたいと思います。もったいないですからね。

しかし打ち切られたのが事実であれば難しいでしょうねえ。残念ですが、仕方がありません。

 

まとめ

合法都市はハードボイルド系の漫画が好きな方なら楽しめる作品だと思います。

あとこの作品は映画化したら面白いかな?とふと思いました。もちろん原作に忠実ならアニメでもいいんですけどね。ただ長編のアニメ化やドラマ化となると原作が短か過ぎると思います。

逆に映画なら尺もちょうどいいのではないでしょうか。どこかやってくれないかなと思います。

それとやはり続編ですね。ですが作者の東條仁氏の次回作に期待した方が現実的かも知れません。