宇宙戦艦ヤマト2199の感想・評価!面白い&リメイクの傑作!

私は宇宙戦艦ヤマトをリアルタイムで見た世代です。そして私にとっては人生を変えたと言っても良いぐらいのアニメの1つです。

しかし「さらば宇宙戦艦ヤマト」で終わっていると思っています。と言うのもその後の金のために作られたヤマトにはほとんどがっかりさせられていますからね。最も全部見てはいませんけどね。

ただもう新しいヤマトは見ないつもりでした。でもこの宇宙戦艦ヤマト2199はネットの評判とかを見てもかなりいいので気になっていました。

見るべきか昔のイメージだけを持ち続けるかということでいろいろ考えた結果、取り合えず少しだけ見てみることにしました。Gyaoで1話だけ無料でしたしね。

 

宇宙戦艦ヤマト2199を少しだけ見てみた感想!

リメイクということで、旧作の矛盾点なんかも考慮して作りなおしてあるということですが、結構いいかも知れません。画もきれいですしね。

でも個人的にはキャラクターのデザインがちょっと好みではありませんでした。やはり元のヤマトのファンだと違和感を感じるのではないでしょうか。

中でも一番違和感があったのが雪ちゃんですね。どうせならもう少し前作のイメージを残してくれればよかったのに、と思います。古代や島、沖田艦長、真田さんなどは前のイメージと大きくは違わないように思いますけどね。

ただそれでもこのリメイク版はいいかも知れません。戦闘シーンもきれいだと思いますし、リアリティを考えてリメイクしてあるようです。

もっともSFにリアリティというのも必要かと言われればそうでないとも言えますが、まあ矛盾点が解消していればそれはそれでいいことですからね。今の所6話まで見終わりましたがこのまま最後まで見ることにしました。

 

第一章の感想


第一章は1話と2話ですね。

冥王星でのガミラスとの戦いで古代の兄の守が行方不明になり、古代と島がイスカンダルのスターシャからのメッセージを持ち帰る所から始まります。

そして2話ではいよいよヤマトがイスカンダルへ向けて旅立ちます。

で、見た感想ですが、やはり作画のクオリティが全然違いますね。細部もきちんと描かれていますしリアリティもそれなりにあって、何より綺麗です。

それと久々に見聞きする、ヤマトが発進するシーンの「エネルギー充填120%、フライホイール接続、波動エンジン点火、ヤマト、発進!」と言う古代と徳川機関長のお決まりのフレーズはいいですね。おっさんの青春時代が蘇りますわ。

たださすがに旧作の発進シーンがどうだったかはっきり覚えておりません。そこでyoutubeで検索したらありました。それを見るとこのシーンに限っては、それなりに忠実にリメイクしてある感じですね。

ただ難癖をつけるなら、今さらながらですが古代たちの年齢ですね。いくら訓練を受けたエリートだと言っても20歳で戦術長と言うのはねえ。

まあアニメにマジレスしてもしょうがないですが。

 

第二章の感想


第二章は3話から6話でございます。

3話の木星圏脱出ではヤマトの始めてのワープの成功、そして波動砲の発射が描かれていますね。このあたりは旧作の記憶もありますが、流れとしてはほぼ同じではないでしょうか。

波動砲発射のシーンはさすがリメイクですね。綺麗ですし迫力も段違いですね。

それから印象的なのは波動砲の威力を思い知らされた後の真田さんと沖田艦長のセリフですね。

「我々の目的は敵を殲滅することではない。ヤマトの武器はあくまで身を守るためのものだ」

さすが沖田艦長でございます。まさに武士道ですね。

 

4話では土星の衛星で古代守が艦長をしていたゆきかぜの残骸を古代と雪ちゃんが発見します。反目しあっていた古代と雪ちゃんですが、この回から親密になって行くのでしょうね。

そして5話と6話は冥王星決戦です。旧作でも見せ場の1つだったと思いますが、2199でも序盤のヤマ場になっていますね。

ただガミラスの司令官のシュルツには二等臣民という設定が追加されています。それがストーリー的には重みが出ているように思いますし、シュルツに少しばかり同情してしまいます。

あとデスラー総統もこの回から登場ですね。

 

第三章の感想


第三章は7話から10話までですね。ここぐらいからオリジナルストーリーが増えて来ましたね。

7話の太陽圏に分かれを告げてでは太陽系赤道祭なるものば行われます。旧作でパーティーとかありましたかね?

それとラジオヤマトも始まりましたね。あと冒頭で見るからに嫌な奴が出て来ました。どうやらこの先の伏線のようですね。

8話の星に願いをでは旧作でもあった、フレアを波動砲で打つシーンが出て来ますね。旧作では艦長の「古代、波動砲で撃て!」と言うセリフにしびれましたが2199では「フレアを」が入っていますね。

まあどちらでも良いと思いますが。

ただ9話のロボットのオルタの話は何ですかね。別にいらないような気がしますが。それとも何かの伏線になっているのでしょうか。

それから10話の大宇宙の墓場は旧作でもありましたね。ガミラスの女性の軍人、メルダ・ディッツも登場しますがこちらの方が良い話になっていると思います。

ガミラスの宇宙戦艦と協力して脱出するというのが良いですね。ガミラスの艦長も立派な軍人でございました。

でも残念ながら戦死してしまいますが。ガミラスはどうやら二等臣民の方が好人物が多いようです。

 

第四章の感想


第四章は11話から14話までですね。

14話はオリジナルストーリーということですが、それ以外の話は一応前作に対応している話があるようですね。と言われても前作もそう何度も見ていないので正直完璧には覚えておりませんが。

今回の話では登場人物も増えているので当然ですがその分だけそれぞれストーリーみたいなものも増えています。そのあたりもいいと思います。

また今後何か大事件が起きそうな伏線のようなものもありました。それと古代と雪ちゃんが親しくなりつつありますね。

あと雪ちゃんの入浴シーンもありました。これはすばらしいですね。^^

 

しかしどうせなら続きを一気にみたいと思います。でも近所のレンタルDVD屋さんはいつも貸し出し中でやっとのことでこの第四章も借りれましたからね。

今土曜日の17時からも放映していますが毎週見るのも何だかなという気もします。少々高くても他の方法で見るしかないかも知れませんね。

まあ時間をかけて楽しむというのもありかも知れません。もちろん先の話がどんなだったか忘れるぐらい日が開いてはダメですけどね。

でも簡単に見れないから逆に面白く感じるということもあるかも知れません。それならそれもありかも知れませんね。

 

第五章の感想

宇宙戦艦ヤマト2199第五章を拝見させて頂きました。今回もおじさんはとても楽しく見ることが出来ました。

第5章は15話から18話までです。中盤の最後ということですね。

15話ではデスラー総統が暗殺されます。でも死ぬわけないとわかっているので別に驚きとかドキドキとかはないですけどね。

ただ旧作と違ってガミラス帝国も一枚岩ではないというのが面白いです。ドメル将軍もその争いに巻き込まれて召還命令が下ります。ヤマトもそれで危機を逃れるということですね。

16話では今度はヤマト内で反乱というかクーデターが起こります。島の機転や反乱分子の内定をしていた星名のおかげで事態は収拾します。

こんな話は旧作にあったのかな?イスカンダルについてからはありましたけどね。

17話では真田さんと古代の兄、守との間の友情やつながりが紹介されています。新見隊員は守の元彼女だったんですね。

18話では当然というかガミラスのクーデターが失敗に終わります。ヤマトも大マゼラン星雲まで到達します。

いよいよこれから後半ですね。旧作の内容も完璧には覚えていないので結末はわかっていても楽しめます。

細かいエピソードやリアルさも増してオッサンが見ても楽しめるアニメに昇華されているような感じですね。出来れば一気に残りも見たいですが、こんな感じでゆっくりと見ていくのもいとをかしかも知れません。

雪ちゃんと古代の関係とか戦闘もこれからの方が本番だと思いますのでこの先を見るのが楽しみでございます。

 

第六章の感想

宇宙戦艦ヤマト2199第六章のDVDを借りることが出来ました。それで早速楽しく視聴させて頂きました。

また今回も全体的に見れば秀逸な出来だと思います。まあどんな作品でもあら捜しのようなことをすれば細かい不満は出てくるとは思いますけどね。

第6章は19話から22話までになります。いよいいよ大詰めとなってまいりました。

19から20話はドメル将軍との戦いです。旧作でもこの七色星団での戦いは大きなヤマ場でしたね。

それは2199でも同じです。と言っても旧作での戦いぶりがどんなだったかという詳細までは覚えていないですからね。今回の方が少しあっさりした感もあります。

あと第6章ではユリーシャが目覚めます。旧作では登場しないキャラクターですが、結構奔放なキャラクターに設定されていますね。

それと雪ちゃんがユリーシャの代わりに拉致されてしまいます。それでデスラー総統に政治的に利用されてしまいますが・・・

その他でヤマト内で反乱を起こした新美、伊藤、あともう一人が再度登場します。新美は旧任務に復帰しますが伊藤は命を落としてしまいます。

またガミラスにも反乱組織が存在し、その一人となっているメリダが再度ヤマトにとどまります。連絡要員、ユリーシャの側近として残るということですね。

もうすぐラストが近くなって来ましたが第7章はいつになったら見ることが出来るか分かりません。でもゆっくりと見ていくのも悪くないかも知れませんね。

 

第七章の感想

非常に楽しませて頂いた宇宙戦艦ヤマト2199でございますが、いよいよ最終章でございます。毎度のことですがなかなかレンタル出来ませんでした。

ここまでは個人的にこのアニメは絶賛しておりました。ですが最終章は始めてうーんという気が致しました。

もちろんそれほど悪いということではなくいいにはいいと思います。でもこれまでのリメイクと比べるとちょっと違うような感じがしました。

一番の違いは古代進の兄の守がすでに死んでいるということですね。やはり旧作同様生きていてスターシャと恋人関係にあった方が良かったのではないかという気がします。

それとデスラーも旧作ではどうだったか覚えてないですが、ガミラスの帝都を自ら破壊しようとするようなことはしなかったのではないですかね。部下からも「これが指導者のすることか」というような発言もありました。

まあそれをヤマトが波動砲で破壊してガミラスの帝都と人々を救う、ということになりますけどね。それを聞いたスターシャがコスモリバースシステムをヤマトに与えるという流れにはなっています。

ですが独裁者であっても自国民のためには良い指導者だったという設定の方が良かったような気がします。まあ全体的に見ればどうでもいいことですけどね。

それから今年の秋にはヤマト2199の映画が公開されるようですね。完全新作でまだ詳細は未定ということですが、このスタッフの製作であればそれなりに面白いものになるのでは、と期待したいですね。

 

宇宙戦艦ヤマト2199を見た結論

結論としましては、宇宙戦艦ヤマト2199を見て本当に良かったと思いました。さんざん迷ったのが馬鹿らしくなりました。

私のようなおっさんの旧作ファンの方も、旧作をそんなに知らない方もすんなりと入っていけるのではないでしょうか。旧作のファンの方にとって受け入れられると言うのはいろいろな意味で大きいと思います。もちろん、人それぞれですから厳しいご意見をお持ちの方もいるでしょうけどね。

私個人としては違和感を感じたのはキャラクターデザインぐらいのものです。2199のデザインが悪いと言うことではないですからね。

ただやはり旧作のイメージがありますからね。でもこれも最後の方には気にならなくなりました。

と言うことリメイクのお手本、リメイクとはこうあるべきだと言う1つの答えになる作品だと思います。