松田優作さんの代表作と言うと何になるのでしょうか。
あれだけの名優ですし、いろいろな作品に出演されていますからね。1つに絞れと言って難しいかも知れません。それに好みは人それぞれですし意見が分かれるのも当然です。
ただテレビドラマにおける代表作と言えばやはり探偵物語ではないでしょうか。これについてはそんなに異論はないと思いますが、どうでしょうかね。
またストーリーの面白さもさることながら、ドラマに登場するベスパや主題歌も印象に残っています。カッコ良かったですよね!
ご同輩の方なら共感して頂ける方も多いと思います。
ドラマ「探偵物語」とは?
探偵物語は松田優作さん演じる私立探偵の工藤俊作が主人公のドラマです。
探偵ですから当然ですが、依頼を受けていろいろな事件を解決して行きますが、ただのハードボイルドではなくてコメディな部分もあります。またその後のいろいろなドラマや映画とかにも影響を与えたとも言われていますよね。
放送されたのは1979年から1980年にかけてです。わしらの世代にはまさにリアルタイムでございました。しかし放送されていた当時はわしはなぜかそれほど興味なかったです。もちろんたまには見ていましたし面白いとは思っていましたけどね。
でも蘇る金狼が公開されたころと探偵物語のが放送されていた時期はそんなに違わないですからね。蘇る金狼は私が最も好きな映画ですのでそれならもっとこのドラマのファンになっていてもおかしくないんですが。
自分でもその辺は良く分かりません。
ちなみに同じく松田優作さんが探偵を演じた1983年の映画「探偵物語」はまったく別物ですね。
今頃になって「探偵物語」を見てみた!
でもずっと気になるドラマではあったので、一度じっくりと見てみたいとは思っておりました。
それで最近、ふと思い立ってDVDをレンタルして何話か見ることしたのです。でも何年ぶり何でしょうね。
それで見てみた感想ですが、今さらですがやはりカッコよくて渋くて面白いですわ。名作と言われるだけののことはありますな。
松田優作さんのファンだけでなく、ハードボイルド系が好きな人間にとってはおすすめドラマだと思います。
ただおっさんになってから見ててはいかんですなあ。もしリアルタイムの頃に真剣に見ていたら、もっと優作さんのファンになっていたことと思います。
それとドラマに出てくる70年代後半の風景が懐かしいですね。出てくる車とか、街の風景、音楽とかファッションなど「ああ、こんな感じだったなあ」と思います。それとソープランドのことをトルコと言っているあたりが時代を感じさせます。
古き良き日本、とまでは思わないですがわしらオッサンが10代の頃を思い出しますね。
探偵物語と言えばベスパ
それから探偵物語と言えば外せないのがベスパです。
優作さん演じる主人公の工藤俊作が乗り回していたのがバイクですね。名作ローマの休日でオードリーが演じるアン王女が乗ったバイクとしても有名ですね。
基本的なデザインは変わらないようですから車で言えばFIAT500とかビートル、ミニのような感じでしょうか。
で、ベスパも当時、話題を集めましたね。
実際に工藤俊作の影響でかなり売れたのではないでしょうか。わしの周りでも欲しいと言っている輩が何人もいましたからね。実際に購入まで至った人間はあまりいませんでしたが。
それから当時人気だったヤマハの原付バイクのパッソルをベースにベスパ風に改造したモデルやキットもありました。これもそこそこは売れたかも知れません。
ただベスパの排気量は何CCだったのでしょうか。
まあ工藤ちゃんはいつもノーヘルでしたから原付なんでしょうけどね。1970年代後半は、原付ならノーヘルで良かったですからね。
今の時代の感覚だと信じられないでしょうが。
主題歌のBAD CITYがまた渋い!
またテーマ曲のBAD CTIYもカッコ良かったです。
「バッドシティ♪バッドバッドシティ♪」という歌詞が懐かしいですね。当時はそれなりにヒットしたので耳にすることも多かったです。
それからこの曲を演奏していたバンド「SHOGUN」もまだ活動されているようですね。公式サイトでもBAD CTIYが流れてきます。
久しぶりに聴くとカッコいいですな。このドラマにピッタリだと思いますし、オープニングにも合っていると思います。
やはりドラマにしろ映画にしろ時代を超えて愛されるような、名作にはそれにあった主題歌やテーマ、サントラが付き物ですね!
まとめ
この記事ではわしらの世代には懐かしい、松田優作さん主演のドラマ「探偵物語」についてと見てみた感想、それからベスパと主題歌についてアップしてみました。
やはり面白いですし、名作と評価されている作品だけのことはありますね。また当時、工藤俊作に憧れていたご同輩も多いのではないでしょうか。
ただ残念なのは現在、この路線のドラマや映画ってあるんですかね?なければ是非、制作して欲しいです。