朝ドラは国民的ドラマと言っても良いかも知れません。
多くの方が見ていらっしゃいますし、また今までには数々の名作トラマもありましたよね。
そして2017年の上期のNHKのは「ひよっこ」でしたがこのドラマも名作の1つと言っても良いと思います。私も「ひよっこ」は毎日、楽しみにしておりました。と言うかこれほどハマった朝ドラは始めてでございます。
その「ひよっこ」について、おっさんが備忘録の意味も込めて振り返ってみたいと思います。あと続編やスピンオフドラマもあるのか気になりますよね!
追記 スピンオフ企画、続編を期待する声が多かった「ひよっこ」ですが、ついに続編の「ひよっこ2」の放送が決定しましたね!
ですので続編についても紹介したいと思います!
ひよっこのあらすじと舞台となる昭和40年頃について
「ひよっこ」は有村架純ちゃんが演じる主人公の谷田部みね子が生まれ故郷の茨城県で高校生活を送っている所から始まり、その後失踪した父を探すため、そして家計を助けるために集団就職で東京に出て来ると言うのが大まかなあらすじです。
ドラマの舞台は昭和40年頃です。
ちょうど東京オリンピックが終わった次の年で、俗に言う40年不況の年です。結構、申告な不況だったようで、当時の大手証券会社だった山一証券が一旦は倒産しかけます。でも時の大蔵大臣だった田中角栄のツルの一声で、日銀が特別融資を実施し事なきを得たということもありました。
もちろん私も生まれてはいましたが幼稚園ぐらいの時ですからね。本とかで読んで知っているだけです。結局、山一証券は1997年につぶれてしまいますが。
それから主人公のみね子たちが働いている向島電機が作っているのがトランジスタラジオです。
これも時代を感じさせますね。今の時代だと日本国内にラジオを作っている工場ってどれくらいあるんですかね。
あとラジオの大きさにもびっくりです。私たちが中学生の頃のラジカセに近い大きさですね。
ただその向島電機も倒産してみね子たちもバラバラになってしまいますけどね。
個人的にはみね子たちが向島電機で働くようになってから面白いと思うようになりました。さすがに工場での作業風景とか見て懐かしいとかは思いませんけどね。
でもおそらく当時の工場はこんな感じだったんだろうなあと思います。
それとみね子が初任給の6千円のうち、5千円を家に仕送りしますよね。
今の感覚で行ったら10万のうちの8万を仕送りするといった感じでしょうか。おじさんはそのけなげさに感動してしまいました。
集団就職で出て来た人もいろいろでしょうが、実際にみね子のような立場の人もたくさんいたでしょうね。もちろん現実はもっと厳しかったかも知れません。
集団で生活するだけでもドロドロとした人間関係もあったでしょうしね。
主人公は谷田部みね子だが・・
ドラマは当然ながら、主人公のみね子を中心に話が進んで行きます。でもその他の登場人物が本当に魅力的だったと思います。
まずは乙女寮のメンバーですね。みね子や時子以外の澄子も豊子も幸子も優子もみんなかわいいです。
また女の子たちだけでなく、和久井映見さん演じる舎監の愛子さんもかわいらしい女性ですね。その他、料理人の和夫さんや松下主任もきちんとキャラが設定されていますね。
それから向島電機が倒産し、みね子がレストランすずふり亭で働くようになってからの登場人物もいいですね。あかね荘の住民や商店街の人たち、そしてレストランすずふり亭の人たちもそれぞれ個性的でキャラが立っています。
もちろん谷田部家の人間もです。個人的にはおじさんが好きでした。
あと記憶を無くして行方不明になっていた、みね子の父親の実さんを保護していた?大女優という設定の菅野美穂さん演じる川本世津子もいい存在でしたね。
岡田惠和氏の脚本が素晴らしい!
「ひよっこ」の脚本を担当したのは岡田惠和氏です。
NHKの朝ドラの脚本は「ちゅらさん」「おひさま」に続いて三作目とのこと。無知無教養のわしは存じ上げませんでしたがかなりに売れっ子脚本家ですね。もしかしたら第一人者と言っても良いかも知れません。
「ひよっこ」はそういう方が書いた脚本ですからやはり素晴らしいですね。
登場人物それぞれにきちんとしたキャラ、設定があって、1人1人が本当に魅力的です。それぞれにスピンオフ企画が出来そうな感じです。
また伏線もきちんと張ってあったりしますし所々に遊び心もありますよね。さすがだと思います。
あと乙女寮のメンバーをその後も何度も登場させてくれたし向島電機の松下主任や料理人の和夫さんも再登場させてくれましたよね。松下さんは1人社長で電気工事業、和夫さんは自分の店を持っていました。
ただ岡田氏は1959年生まれですから「ひよっこ」の舞台の昭和39年~43年の頃は、5歳~9歳ぐらいですよね。
その頃に思い入れとかあったのでしょうか。まあどちらでも良いことではありますが、なぜあの年代の設定にしたのか少しばかり興味があります。
まあ単純に考えれば東京オリンピックと言う一大イベントがあった年からスタートと言うことなんでしょうね。
現実にはあり得ない?良い人ばかりと言う批判も!
ただ「ひよっこ」にも批判的なご意見があったのも事実です。
人間と言う生き物は多かれ少なかれ、欲張りでケチでいじわるで自分さえ良ければ良いと言うような腹黒い生き物でございます。
何人か集まれば派閥も出来るでしょうし、合う合わないとか人間関係も問題になって来ますよね。その他、いろいろなトラブルも発生するはずです。現実には「ひよっこ」の世界のように、みんなやさいくていい人なんてことはありえません。
でもそこはドラマでございます。肩肘張ったり批判しながら見るのは野暮と言うものでごす。
ただ「ひよっこ」の時代設定の昭和39年~43年ぐらいの古き良き日本ならもしかして・・とも思いますよね。「ひよっこ」より少し前の、昭和30年代が舞台の映画「三丁目の夕日」も登場人物もみんなやさしいですからね。
まあどちらにしてもドラマや映画だけの中の話と言ってしまえばその通りではありますが。しかし「ひよっこ」を見ているとやはり人間、やさしさが一番大事だなと思えて来ます。
私ももう少し他人にやさしく接してみようかなという気にさせられます。
ひよっこ、ついに最終回!
わしが毎日、楽しみにしていた朝ドラ「ひよっこ」がついに最終回を迎えて終わってしまいました。
思えばわしが朝ドラにハマったのは初めてです。1つ前の「べっぴんさん」やその前の「とと姉ちゃん」、さらにその前の「あさが来た」とか「マッサン」とかも見てはいましたけどね。しかし毎回見ていたわけでもなく、言ってみれば惰性のような感じで話を追っていたような感じです。
もちろんどれもそれなりに面白いとは思います。また最近の朝ドラはモデルがいらっしゃるものが多かったですよね。
特に「とと姉ちゃん」や「べっぴんさん」は戦後の焼け野原から立ち上がった、今でいうベンチャー企業を立ち上げた女性起業家の話です。
あの世代の方のたくましさはさすがだなあと思ったものです。ですのでそれはそれで面白いしためになる面もありました。
あと「マッサン」で初の外国人ヒロインを演じたシャーロット・ケイト・フォックスのかわいらしさも印象に残っています。
その点、「ひよっこ」にはモデルとかいないですからね。まったくオリジナルの作品でございます。
茨城県の奥の方から集団就職で出て来た女の子が主人公です。特に何かを成し遂げたとか作り上げたと言う立身出世の物語ではありません。
ですのでそもそも同じ朝ドラと言っても別ジャンルのドラマなのかも知れません。
それに時間軸も高校3年生の18歳から4年間だけの話です。それも特徴ですよね。
個人的には女性の1代記を描くのはいいですが、やはり年代によって女優さんを代えた方がいいと思います。19歳の女の子に孫がいるおばあさんの役をやらせるのも何でございます。違和感バリバリですよね。
白髪頭にして老けメイクしても、とてもそんな年には見えません。娘役の女優さんと姉妹にしか見えないですからね。
「ひよっこ」はそういった面でも違和感がありませんでした。
ひよっこの続編・スピンオフはあるのか?
「ひよっこ」は最初のうちは、視聴率がなかなか上がりませんでしたよね。
と言ってもNHKの朝ドラとしては、と言うことですけどね。しかしみね子たちが東京に出て来た時期ぐらいから徐々に視聴率も上がって来ました。わしもそうですが、乙女寮の女の子たちがかわいいと思った方が多かったかも知れません。
ですので乙女寮のメンバーがバラバラになってしまってから人気が落ちるかなとも思いましたが、まったくそんなことはありませんでした。やはりあかね荘の住民を初めとするその後の登場人物も魅力的でしたからね。
その後はみね子の恋もあり、7月以降は視聴率も毎日のように20%越えするようになり、それが最終回まで続きました。歴代の朝ドラと比べてもヒット作の部類に入ると思います。
ネット上では「ひよっこロス」を訴える人も多いですよね。
続編の期待する声もありますが、わしもその1人でございます。何とか続編を制作してもらえないものでしょうか。
同じ岡田氏の「ちゅらさん」はシリーズ化されてますし、主演の有村架純ちゃんや岡田氏も続編には前向きな発言をしていますしね。ですので後はNHKがゴーのサインを出すのを待つだけです。
さすがにシリーズ化までは難しいかも知れませんが、少なくともスピンオフ企画ぐらいはあると思いますけどね。
まずはそれを楽しみに待ちたいと思います。
ついに続編の「ひよっこ2」放送決定!
追記 2018.10.15
遅ればせながら・・何と!「ひよっこ」の続編「ひよっこ2」の放送が決定しました!みね子を始めとする「ひよっこ」のメンバーにまた会えますね!
ひよっこファンだったおじさんもうれしいです。1話30分で全部で4話だそうで、これだけの尺があれば十分ですね。
設定は最終回の2年後、1970年ですね。昭和で言うと45年です。舞台は同じく東京赤坂周辺と奥茨木村で、登場人物のその後が描かれると言うことです。
公式サイトでは主演の有村架純さんと脚本の岡田さんのコメントが掲載されていますが、もうコメントを読んだだけでほっこりして来ますね!
登場人物の誰かにスポットを当てたスピンオフ企画やアナザーストーリーではなく続編と言うのも個人的には良いと思います。もちろんそういったスピンオフ企画を待っておられた方もいると思いますけどね。
それから放送されるの2019年の3月とのこと。今から楽しみですね!
最後に・・
今回は朝ドラ「ひよっこ」を取り上げてみました!個人的には今まで最もハマった朝ドラでした。
ですのでこの数ヶ月間、毎日楽しみに視聴させて頂きました。ほんわかとして清涼感のある、ファンタジーのようなドラマだったと思います。
それと主演の有村架純ちゃんや時子役の佐久間由衣ちゃん、その他乙女寮の若手の女優さんたちもこの作品をきっかけに露出が増えて行くでしょうね。
彼女たちの今後の活躍も楽しみです。