遺品整理士という職業というか資格があるようですね。
これもエンディング産業の1つだと思いますが、当然ながらまだ新しい資格だと思います。
現在、全国でどれくらいの数の方が遺品整理士をしておられるのでしょうかね。おそらく専業でやっておられるような方はまだそんなにはいらっしゃらないのではないかと思いますが、どうでしょう。
と、思っていたらすでに業界団体も設立され、資格試験も実施されているとのこと。確かに専業はまだ少ないかも知れませんが、これから注目の業界・資格かも知れません。
そこで今回はこの遺品整理士を取り上げてみたいと思います!遺品整理士になるにはどうすればいいのか、そして気になる年収はどれくらいなんでしょうか?
遺品整理士とは?
遺品整理会社が出て来たのは2002年ぐらいだそうです。現在では全国で6000社ぐらいあるそうです。
でもそれまでは不用品回収会社とか清掃業者が同様の仕事をされていたとのこと。まあ誰かがこの手の仕事をしないといけないですからね。仕事としてはもっと前からあったと思います。
以前、テレビ番組で遺品整理士の特番をやっていましたが、番組では3人の遺品整理士の方が出ておられました。すでにかなりの需要があるようですね。
結構、悲惨な話もされていましたが、やはりかなりきつい仕事ですよね。
それとわしなどはまさに明日は我が身でございます。これから高齢化社会が一段と進むのは間違いありません。それと核家族化も今以上に進むでしょうしね。無縁社会という言葉もありますが孤独死もかなり増えるでしょうね。
また孤独死でなくても親戚とか身寄りのない人が今よりもっと増えていくことは間違いないと思います。となるとこの遺品整理士のような資格はこれから需要が増えていくでしょうね。もちろんそれがいいか悪いかは別ですけど社会貢献にもなるかと思います。
また孤独死の後処理をする専門の業者さんもいると聞きます。番組に出ておられた遺品整理士の方もそういった仕事もされているそうですけどね。
確かに今後はこういったことを行政だけに任せるというのも無理があるかも知れません。ただその費用をどこから出すかと言った問題も出てくるでしょうねえ。
遺品整理士になるには?
この遺品整理士になるには遺品整理士認定協会の講座を受講して試験に合格すればなれるようです。
期間としては2ヶ月ということです。受講料もそんなに高くもないみたいですが、今後なりたい方が増えれば試験も難しくなって費用もかかるようになるかも知れません。
しかし素人考えでは遺品はただ整理して不要そうなものは廃棄すればOK、と言う感じですけどそんな単純なものではないみたいですね。
ただ別に資格がなくても出来るとは思いすが、いろいろな法律とかも絡んでくるようです。そうなるとやはりこういった資格も必要になってくるということでしょうね。
少なくとも関連法規に関するある程度の知識は必要でしょうね。それと行政とのつながりや関連の士業の方との連携も必要かも知れません。
また同協会には事件現場特殊清掃士と言う資格もあります。こちらは孤独死や自殺、殺人現場などの清掃を担当するそうですが、合わせて取ればより有利かも知れません。
気になる遺品整理士の年収の件
あと遺品整理士の年収とか給料とかはどうでしょうねえ。それなりに過酷な仕事だと思いますので収入面でもある程度は稼げないと遺品整理士になりたい方も増えないと思いますが。
でも少し前は月収で50万ぐらい稼ぐことは難しくなかったようですが、現在ではそれほど高給ではないそうです。個人的には50万ぐらいは普通に稼いで頂きたいと思いますが、どうでしょうかね。
ただ月にどれぐらいの件数をこなせるかにかかってくると思います。それとどんな内容の仕事を請け負うかでも違ってくるのではないでしょうか。特殊な処理を何件もやればそれなりの収入になると思います。
そうなってくると他の自営業と同じく個人の営業力次第と言うことですね。社員として働くなら別ですが。
また清掃業者、家事代行会社などが遺品整理も請け負っている場合も多いです。確かに仕事内容は被りますからね。
となると遺品整理士だけの平均的な給料、年収を計算するのは難しいかも知れませんね。
出来るならお世話になりたくないが・・
ただ私は出来ることならお世話になることなくあの世に行きたいとは思います。しかし情けない話ですが、今の状況ではそれは難しそうです。
それに孤独死される方は年間3万人近いそうですからね。おそらくこれからもっと増えると思います。わしもその1人になるかも知れません。
となると遺品整理士ではなくてもその手の処理も付帯したサービスと言う商品と言うか、そういうものに加入あるいは購入しないといけませんな。
また遺品整理士認定協会でもそういったサービスを提供しているようです。少なくともそういうサービスに加入出来るぐらいのお金は稼いでおく必要がありますな。
最後に・・
今回は遺品整理士を取り上げてみました!
やはり遺品整理士になるには資格を取得するのが一番の早道でしょうね。それと年収は結局の所、他の自営業と同じく努力次第と言うことだと思います。
しかしこれから孤独死でなくても単身の高齢者は増える一方でしょうからね。ここ10数年は需要は増えることはあっても減ることはないと思いますが、どうでしょうか。
私もお世話になるかも知れませんので近い将来、関連サービスを含めてもっと掘り下げて調べてみたいと思います。