佐藤琢磨がやってくれましたね。
何と!ルマン24やモナコグランプリと並ぶ世界三大レースの1つ、インディ500で勝利しました!これはにはびっくりでございます。
私も長年応援し続けて来て良かったです!ただ大変失礼ですががっかりさせられたことも多かったですけどね。
でもそれも帳消しですね!と言うことで今回は佐藤琢磨についての個人的な思いを記事にしてみました。
歴史的快挙か?佐藤琢磨インディ500で優勝!
佐藤琢磨は2010年からインディカー・シリーズに参戦していますが、個人的にはまさかインディ500を勝つ日が来るなんて思ってなかったです!両手をついて謝らないといけませんな。
勝利した時の動画を見ましたが、ゴール後の叫びが印象的でした。また伝統のミルクを飲み干した後、頭からかぶっていましたね。
今回は調子良さそうでしたが失礼ながらどうせまた・・と思っておりました。実際に2012年にはファイナルラップで勝負しに行って、結果クラッシュですからね。
最も勝ちに行った琢磨を評価する声が多かったのも事実ですが。でも個人的には手堅く2位を取りに行っても良かったとも思います。何と言ってインディ500ですからね。他のレースとは格が違います。
その次の年にはインディカー・シリーズで初優勝しましたが、それでもシリーズポイント的にはそんなにでしたしね。正直、私は毎年琢磨が来シーズンのシートがあるのかと心配しておりました。
F3時代からF1にステップアップ後
こう書くと琢磨のアンチのように見えますが、決してそんなことはございません。イギリスのF3に参戦している時から応援しておりました。
世界最高峰のF3シリーズであるイギリスのF3のチャンピオンを取り、マカオグランプリでも優勝した時には舞い上がったものでございます。琢磨がF1に行けば常に勝ち負けしてくれるんじゃないか、と期待しておりました。
ただF1はそうは上手く行きません。速さは随所で見せてくれましたがミスやクラッシュも多かったです。
予選の結果が良かったのにリタイヤとかね。正直またかい!と何度も思いました。
もちろんマシントラブルとか不可抗力も何度もありましたけどね。でも結局、F1では3位表彰台が1回あるだけでしたね。
スーパーアグリ時代の琢磨
しかし個人的に3位表彰台よりも印象に残っているのはスーパーアグリ時代の2度の入賞です。ある意味表彰台に上がるより凄いことかも知れません。
特に2007年のカナダGPで6位になった時にはあのアロンソをぶち抜きましたからね。私は深夜、テレビを見ながら手が痛くなるほど拍手をしました。
拍手しすぎで手が痛いなんて経験は生まれて初めてでございます。その後も興奮して寝られませんでした。
私だけでなく観客の反応を見ていても立ち上がって拍手している方が多かったです。それくらいインパクトのあるパッシングだったと思いますけどね。
ただその後はスーパーアグリの資金難もあって、目立った活躍は出来なかったですけどね。結局、次の年にはスーパーアグリは消滅してしまいました。
そして2009年のシートも得られずF1の世界からは去ることになります。
インディカー・シリーズに参戦!
で、2010年からアメリカのインディカー・シリーズに参戦するようになりました。ただ正直、それほど目立った成績でもないように思います。
2013年に初優勝してますけどね。ただずっとシートを失わずに来たと言うことはそれなりに結果が出ていたと言うことなんでしょう。
そして8シーズン目にしてインディ500制覇の快挙を成し遂げたと言うことですね。
しかしインディ500はアメリカ人にとって、他のスポーツで言えばどれくらいの格式なんでしょうね。アメフトのスーパーボールとか大リーグのワールドシリーズと同じぐらいでしょうか。あるいはもっと上かも?とすら思います。
それを日本人が制覇したんですからね。まさに歴史的快挙ですね。
ただインディカー・シリーズはそれほど人気はないみたいですけどね。アメリカ人にはオープンホイールのフォーミュラーカーよりもストックカーレースみたいなレースの方が好みのようです。
佐藤琢磨の評価は?
ただ琢磨の評価って実際にはどうなんでしょうかね。
もちろん今回の勝利で史上最高の日本人レーシングドライバーと言っても良いと思います。最もいろいろなご意見はあるでしょうけどね。単純に速さだけなら何とも言えないと思います。
個人的には星野一義さんの全盛期は凄かったと思いますけどね。まあ同じ車、同じ条件で同じレースで走って見なければ本当に誰が一番速いのかは分かりませんよね。
ただ実績と言う点から言えばインディ500を勝ったというのはズバ抜けていますよね。
それとF1なら鈴木亜久里さんや小林可夢偉も3位表彰台に上がっています。インパクトとしては、オーバーテイクキングと言われた可夢偉の方が上かも知れません。
それにBARホンダ時代には、ジェイソン・バトンにポイント面では大きく離されていましたしね。もちろんマシントラブルとかもありましたけども。
そのバトンが琢磨のことを「速さはあるが雑過ぎる」と評していた記憶があります。ただビシバシオーバーテイクを決めていたので人気はあったみたいですね。
一部ではナイジェル・マンセルや壊し屋と言われたアンドレア・デ・チェザリスと比較されることもあったようです。さすがにマンセルと比べられないと思いますが、チェザリスならイメージ的には被るかも知れません。
まあF1時代の琢磨の評価は時折速さは見せるがミスも多く、トップドライバーとは言えないといった感じでしょうか。しかしインディカー・シリーズでは今回の勝利をきっかけに、チャンピオン争いをするようなトップドライバーになって欲しいですね。
最後に・・
今回は佐藤琢磨選手のF3時代からF1、そしてインディ500で優勝するまでを簡単に振り返って個人的な感想を書いてみました!
これで実績だけなら史上最高の日本人レーサーになったかも知れません。それと40歳と言うとF1の世界では年かも知れませんがインディカーならまだまだやれます。
琢磨の今後の活躍に期待したいですね。