わしら車好きの世代にとっては出て来た時にかなりのインパクトを受けた車が何台かあると思います。
当然ながら10代~20代の頃が中心ですけどね。おっさんになるといいなと思う車はあっても衝撃的とまで思うことはなくなりました。まあある意味、寂しいことではありますが・・
わしが大学生の時にデビューしたホンダの二代目プレリュードの登場もかなりインパクトがありました。わしだけでなく、当時の多くの若者の心を掴んだと思います。
そこで今回は二代目プレリュードの思い出を中心に語ってみたいと思います!
プレリュードと言えばCM曲のボレロが代名詞!
わしはクラシック音楽を聴くと言う高尚な趣味は持ち合わせておりません。しかしクラシックの曲の中にも好きな曲はあります。
中でもラベルのボレロは好きな曲でございます。なぜ好きになったかと言いますと、きっかけは二代目プレリュードのCMで使われたからです。
というかわしらの世代にとってはボレロ=プレリュードのCMですからね。
1982年だったと思いますが、当時オッサンは大学生でした。ボレロの曲に合わせてプレリュードがゆっくり走ってくるCMは本当にカッコ良かったです。
キャッチコピーは「未来から大股でやって来た」だったはずです。遠い昔のことですから違っているかも知れませんが、そのキャッチに負けないぐらい良いデザインだったと思います。
それまでの日本車にはプレリュードのような車はなかったんじゃないですかね。
たださすがに今となっては全体的に見ると、やはり古臭さも感じますね。でもフロントマスクは今見てもカッコいいと思います。
元祖デートカー&女子大生ホイホイ?
当時の人気はかなりのもので、元祖デートカー、ナンパカーと言うべき存在でした。二代目ソアラが出るまでは女子大生ホイホイと言えばプレリュードだった知れません。
しかしわしが大学生の時はプレリュードに乗ってる奴には憎悪とか憎しみに近いような感情を持っておりました。こっちは必死こいてバイトして古い車を買って乗っているのお前らは親にプレリュードの新車を買ってもらって・・・という屈折した感情ですな。
でもオッサンももしタイムリープでもして大学時代に戻ったら、何とかしてプレリュードを買うかも知れません。
そしてハマトラファッションの女子大生とプレリュードでデートしとうございます。あとテニスやサーフィンにも行きたいですな。
そういう大学生活を送ればば良かったと後悔しております。
走りもかなりの評価だった!
しかしプレリュードはただのデートカーではありませんでした。
走りのレベルも当時としてはかなりのものだったと思います。自動車評論家の評価も高かったですからね。
わしの記憶が確かならば「FFのBMW」と言うフレーズが使われたのはこの車が初だったような気がします。ただFRかミッドシップのプレリュードがあれば言うことなしなんてことも言われていたはずです。
わしも社会人になってから先輩のXXや友人の2.0SIを何度か運転したことがありますが、高速コーナーとかの安定性とかかなりのものだったと記憶してます。
ただ当時のわしのような硬派を気取る走り屋さんたちには人気の割りには受け入れられていなかったかも知れません。やはり走り屋にとっては後輪駆動でないとね。
キープ・コンセプトの三代目プレリュード
そして1987年にはプレリュードがフルモデルチェンジされ、三代目が登場します。
キープ・コンセプトではありますがフルリトラクタブルになりましたし足回りも4輪ダブルウィッシュボーンへと進化しました。またハンドルを切ると後輪も動く4WSも採用されておりました。
87年はバブル真っ盛りの頃ですし、商業的にも二代目より成功したかも知れませんね。
個人的に、当時は二代目の方がカッコいいと思っておりましたが今見ると三代目の方がやはり洗練されているかも知れません。ボンネットの低さはかなりのものですね。
まあ好みは人それぞれでしょうけど。
それから三代目のCMがまたカッコ良かったです。アランドロン主演の地下室のメロディーのテーマが使用されてましたからね。
二代目のCMにも勝るとも劣らない出来だったと思います。
プレリュード復活の噂も?
若者を中心に大人気だったプレリュードも残念ながら三代目まででしたね。
その次のモデルは全く違ったものになってしまいました。失礼ながら人気車とは言えないと思います。最も好きな方もいらっしゃると思うのであまり批判的なことは言いたくないですけどね。
その後、2001年に5代目プレリュードが製造終了し、ホンダ車のラインナップの中から消えてしまいました。やはり時代は実用的な車が中心になりスポーツカー、スポーティーカーやクーペが売れなくなったのはホンダだけではないですからね。仕方がないことです。
でもここ2年ぐらい前からプレリュードが復活すると言う話も聞かれるようになりました。NSXやS660と言ったスポーツカーを復活させたホンダですからね。
もしかしたらありうるかも知れません。是非ともまた痺れるような美しいデザインのクーペモデルを販売して欲しいですが・・
まああまり期待しないで待ちたいと思います!
最後に・・
今回はわしらの世代に強烈なインパクトを残した二代目プレリュード、そして三代目プレリュードについて個人的な思いをアップしてみました!
わしも好きな車ではありましたが乗っている奴が嫌い、と言う複雑な思いがある車でした。でも今となっては懐かしいですね。
今の時代にはない美しいクーペモデルですから今も乗っている方には大事にして頂きたいと思います。最も余計なお世話で大事にしておられるでしょうけどね。
それと復活してくれると嬉しいですけどねえ・・ホンダさん、何とかなりませんか?