映画「人類資金」の感想・評価!キャストとラストの演説のシーン

わしは元証券マンということもあって、経済・金融系のドラマや映画、小説が好きでございます。

でも正直これはと言う作品が少ないのも事実ですね。もちろんウォール街など素晴らしい作品もありますが、大体はガッカリさせられることが多いです。それでも何か良い作品はないかといつも探してますけどね。

それでたまたまレンタルDVD屋さんで見かけた映画「人類資金」にも興味が沸きました。パッケージの裏の紹介文をざっと読んだ限りでは金融系の映画かなと思ったので、早速レンタルして見てみましたが・・・

この映画を見た正直な感想を書いてみようと思います。

 

映画「人類資金」のキャスト

人類資金の原作は、福井晴敏氏の同盟の小説です。原作はファンも多く評価されているようですね。

そして映画は2013年に公開されました。

次にキャストですが、主役の真舟雄一役を佐藤浩市さん、“M”役を香取慎吾さんが演じます。この二人のダブル主演と言った感じですかね。

その他の重要人物の石優樹役を森山未來さん、本庄一義役を岸部一徳さん、高遠美由紀役を観月ありささんが演じていますね。それだけでなくオダギリジョーさんや豊川悦司さん、仲代達矢さんまで出演されています。

かなりの豪華キャストだと思います。おそらく興行成績はそこそこ良かったんじゃないですかね。

 

金融系のジャンルの映画ではなかった!

それで個人的な感想・評価ですが結論から言うと、この映画は金融系の映画ではありませんでした。

わしはM資金を利用して金融戦争でもするのかと勝手に想像したんですけどね。もっとよく紹介文を読めば良かったです。最も自分が想像したような映画ではなくても面白ければ何も問題ないですが・・

 

見終わった後にいくつかの映画のレビューサイトを見てみました。やはり評価は高くないようですね。失礼ながら私も同様の感想を持ちました。

M資金のMはman kind=人類ということで人類資金というのはいいと思いますけどね。しかしストーリーの展開に無理があるような気がします。

それと舞台を広げすぎという気もしますね。少なくともロシア編はなくても話が通るような気がします。そのためムダに長くなっている印象もありますね。

もう少しコンパクトにまとめても良かったのでは?と思います。

 

キャストは豪華だしラストの演説のシーンは良かったが・・

ただ悪い部分だけではありません。

ます主役の佐藤浩市さん、香取慎吾さんを始めとする役者さんたちはとても豪華な顔ぶれです。それぞれの役者さんたちの演技は良かったと思います。さすが名のある俳優さんたちですね。

特にラストの国連での演説のシーンはそれなりに良かったのではないでしょうか。ただ演説の内容は良かったですけどそれがストーリーやあの場面とあっていなかったと思います。真実を暴露するために行ったはずですけどね。

友好をお願いする演説内容であれば、何で敵はあんなに必死に会場入りを阻止しようとしたんですかね。わざわざそんなことをする必要もないと思いますけどね。まあどんな内容の演説をするかわからないから、と言うことかも知れませんが。

それと一旦、退席しかけた各国の代表たちがあの映像を見ただけで足を止めるのも不自然だと思います。最もそのあたりは映画ですからね。すべてが自然でなくてもおかしくないですが。

 

まとめ

今回は映画「人類資金」を見た個人的な感想・評価を書いてみました!

しかし正直に言って、個人的には少し残念な映画でございました。

テーマはいいですがそれにストーリーがきちんと対応出来ていないと思います。話も広げすぎですしね。それと国連まで出さなくてもと思います。

何よりもせっかくの豪華キャストがまったく生かされてないですからね。

あとレンタル料金は知れているのでいいですが、何かを借りる時にはしっかりと紹介文を読むべきだな、と思いました。