出崎監督のブラック・ジャックOVA・劇場版・FINALを見た感想!

ブラック・ジャックは巨匠、故手塚治虫先生の代表作の1つですね。

手塚作品の中でもこれが一番好きと言う方も多いのではないでしょうか。原作の漫画だけでなくアニメ化されていますし実写版もありますよね。

その原作の漫画は全部で242話もあるそうです。考えてみれば人気がなければここまで連載が続かないですからね。

その連載がスタートしたのは1973年とのことです。そんなに前だったかな?と言う気がしないでもないですが私が小学校の6年生ぐらいの頃にはよく読んでいた記憶があります。

ただ特別な思い入れはないですが、GyaO!でアニメ版OVAが無料で2話だけ無料で視聴出来たので見てみました!

そこで今回はブラック・ジャックOVA劇場版、そしてFINALも見ましたので個人的な感想をアウトプットしておこうと思います。

医者

 

ブラック・ジャックOVA

OVAもいろいろあるようですが、今回私が見たのは出﨑統監督のOVAですね。


この作品は大人向けだという評判でしたが実際にその通りでした。当然ながら2話だけでは満足出来ないので全部見させて頂きました。

第一話が制作されたのが1993年とのこと。その後、2000年まで全10話が制作されます。で、全話で出崎さんが共同・単独で脚本も担当されます。

感想としては私には結構ツボでしたね。ブラック・ジャックがクールでカッコいいです。また本来ハードボイルドではないと思いますが、個人的には今までに見たアニメや映画の中でも屈指のハードボイルドタッチの作品だと思っています。

 

ブラック・ジャック劇場版

その後、同じ出崎さんが監督をされた劇場版も見ました。この作品が制作されたのは1996年です。

1996年と言えば、アトランタオリンピックが開催された年ですね。それもあってかスポーツの世界で驚異的な結果を出し続ける超人類の話です。

こちらも面白かったですが、ただOVA版に比べると少し万人向けに作ってあるのかな、という気がしないでもないです。とは言っても雰囲気とかはOVAシリーズに近いものがありますけどね。

ただオリジナルストーリーと言うことで、原作のファンの方からは受けが良くない面もあるようです。最もそれはどんな作品でもある話ですけどね。

しかし出崎ブラック・ジャックのファンの方であれば、これと言った違和感も感じないでしょうし間違いなく面白いと思うはずです。

 

ブラック・ジャックFINAL

ブラック・ジャックFINALはOVA版の続編ということです。制作されたのは2011年ですね。

2011年に亡くなられた出崎さんの遺作ということになるのでしょうか?でも直接は関わっていなのかな?しかし追悼の意味もあって、シリーズ名誉監督ということになっています。

このブラック・ジャックFINALには2話入っていますが最初の方はピノコの片割れだった家元の話、次は北朝鮮がモデルと思われる独裁国家の話ですね。

家元の話は原作にもあるみたいですね。もちろんまったく同じではないようですけどね。

ピノコが誕生したエピソードは私も子供の頃に漫画で読んだ記憶があります。見ていてそれを思い出しました。

 

次の話はオリジナルストーリーのようです。

そのためにこちらの方が出崎ブラック・ジャックと言った感じですね。個人的にもこちらの方が面白かったです。

見ていてハッピーエンドにはならないだろうなと思っていましたがやはりそうなりました。残念な結末ではありますけどブラック・ジャックらしいとも言えるような気がします。

しかし出崎ブラック・ジャックもこれで最後になるかと思うと残念な気もしますね。

またこの路線でどなたかが作ってくれないかなと思います。

 

最後に・・

個人的にはこのブラック・ジャックOVAシリーズ、劇場版、そしてFINALは最も好きなアニメの1つです。

ただ正直な所、出崎監督のことをそれまで知りませんでした。もちろんあしたのジョーやコブラなど出崎さんが手がけた作品を見たことはありますけどね。しかし今では出崎さんの大ファンになりました。と言ってもまだそれほど手がけた作品を見たわけではないですけどね。

でもこの路線の作品がどれだけあるかとなると、どうなんでしょうね。ぼちぼち時間を作って見て行くつもりではありますが。

それと出崎監督以外のブラック・ジャックも見てみたいですね。

原作に忠実であればそんなにハズレはないはずですからね。