池井戸潤さんと言えば大ヒットしたドラマ「半沢直樹」シリーズの原作者ですよね。その他、作品は多くのドラマの原作にもなりました。今、最も売れている作家の1人かも知れません。
岐阜県加茂郡八百津町出身と言うことで現在わしが住んでいる所からも近いです。岐阜県民にとっては郷土の英雄、地元の誇りでございます。
ただわしは半沢直樹シリーズは見ておりません。あれだけ話題になったドラマですからいずれ見てみたいとは思っていますけどね。
ただその前に同じ池井戸潤さん原作の「株価暴落」と言うドラマに興味がわきました!今回はこのドラマを見た感想をアップしたいと思います!
ドラマ「株価暴落」の簡単なストーリーとキャスト
この「株価暴落」は2014年にWOWOWの連続ドラマWで放送されたドラマです。連続ドラマWは名作揃いと言われていますから、このドラマにも期待したくなりますね。
ではなぜこの映画を見ようと思ったかと言いますと、タイトルにも惹かれたからです。タイトルそのものの仕手戦を描いたドラマかなとか企業同士のM&A絡みの話かなと勝手に想像しておりました。
我々のような投資家・トレーダーにとっては胸躍るストーリーのドラマかなと。でもわしの想像は大外れでございました。
旧態全とした経営再建中の巨大スーパーとその経営者並びに経営陣、それを支えるメインバンクの銀行員の内部抗争というか主導権争いという感じのストーリーです。
キャストは主人公の銀行員を演じるのは織田裕二さん、そのライバル、敵役は高嶋政伸さん、スーパー側の財務部長に石黒賢さん、広報室長に石橋凌さん、その創業者に竜雷太さん、事件を担当する刑事役に板尾創路さんと言った所です。
結構、豪華なキャストですね。
「株価暴落」の個人的な感想・評価!
それで見終わってわしの正直な感想は・・・
良くも悪くも「何じゃこりゃ」と思いました。役者さんもいい役者さんが揃っているんですけどね。面白いには面白いですけどどうもリアリティに欠けるというか違和感のようなものを感じました。
それと高嶋政伸さんが張り切りすぎです。普段からこんな怒った顔して歩いているヤツはいないと思います。時代劇の悪代官かと思いました。
また高嶋さん以外の俳優さんの演技もオーバーすぎると思います。見ていると思わず笑ってしまいます。まあ笑わせてもらいましたので良かったと言えば良かったですけどね。
しかし池井戸さんは実際に銀行員をやっておられたそうですが、それにしてはリアリティという面ではどうかという気がします。もう少し何とかならなかったのでしょうかね。
わしも証券会社におりましたので仕事の面とかで銀行員とは付き合いもありました。でもわしの知る限り銀行員で織田裕二さんが演じた役のような人物はいないかいても非常に少ないと思います。
もしたくさんいたらもっと良い世の中になっているでしょうね。最もあまりにリアルに描き過ぎたらドラマにならないでしょうけどね。
あと「株価暴落」というタイトルはどうでしょうかね。個人的にはミスマッチだと思います。
このタイトルだとわしでなくても企業の買収とか仕手戦のような内容のドラマかを想像するんじゃないですかね。だからわしは見てみたいと思ったのですが。
あるいは文字通り業績悪化で株価が暴落してしまってそれを立て直すとかね。まあそういう面も無きにしも非ずですが、確かに株価は暴落はしますが基本的にストーリーとはそれほど関係ないように思います。
と言うことで個人的には失礼ながらあまり高い評価は出来ないですね。ただAmazonでレビューを見ると、高い評価をされている方が多いです。
もちろん合う合わないはあるでしょうが、池井戸潤さんの路線が好きで織田裕二さんとかのファンの方なら見ても楽しめるかも知れませんね。
最後に・・
今回はWOWOWの連続ドラマWで放映された「株価暴落」の個人的な感想・評価を記事にしました。でも大変失礼ではありますが、あまり面白いとは思えなかったです。
岐阜県民の誇り池井戸潤氏が原作ですからね。応援したいとは思いますが。
ただ「半沢直樹」シリーズも似たような路線なのでしょうか。もしそうならわしは見んでもいいかなと思います。
まあでも応援する気があるならまずは原作の小説から入るのがベストかも知れませんね。機会を作って読んでみたいと思います!