1972年の映画「ゲッタウェイ」の個人的な感想・評価~ラストはこれでOK?

スティーブ・マックィーンと言うと、今の若い方はほとんど知らないかも知れません。

それも当然で、1930年生まれで1980年には肺がんにより50歳の若さで亡くなっていますからね。ですので知っているのは我々中高年が中心となりますわな。

それはさておきマックィーンは1960年代から1970年代前半にかけて、ハリウッドを代表する大スターの1人でした。代表作はざっと思い浮かぶだけでも「荒野の7人」、「大脱走」、「栄光のル・マン」、「パピヨン」、「タワーリング・イン・フェルノ」などがあります。

ただ私は今までマックィーンの映画をじっくりと見たことがありません。テレビで「荒野の7人」とか「タワーリング・イン・フェルノ」などは見ましたけどね。

そこで今回、「ゲッタウェイ」を見ることにしました。この映画も一応、マックィーンの代表作の1つでしょうか。

関係ないけど私は競馬好きですのでマックィーンというとメジロマックィーンを思い出してしまいます。(^^)

映画

 

映画「ゲッタウェイ」について

ゲッタウェイは1972年の映画ですね。日本では1973年に公開されたようですが、マックィーンが42歳の時の作品と言うことになります。

 

 

この映画のヒロイン役のアリ・マッグロースティーブ・マックィーンはその後結婚したそうですね。でも残念なことに離婚してしまいましたけどね。

その後、ゲッタウェイは1994年にリメイクされていますが、有名なのはマックィーン主演の本家の方だと思います。

まあ当然ですけどね。

この映画はハードボイルド映画のの傑作と言った評価をされる方もいます。事実、アマゾンなどのレビューを見ても高い評価をされている方が圧倒的に多いですね。

そういったレビューを見ていて私も気になって見ることにしました。

 

面白いとは思うが・・

それで見た感想ですが、確かに深く考えて見なければ面白いと思います。マックィーンも渋くてカッコいいですしね。

ただストーリー的には少々突っ込みたくなる部分とかもあったりします。そんなふうになるわけないだろうと思いながら見ていたシーンもあります。

それと登場人物がゲス過ぎるようにも思いますが、どうでしょうか。少なくともこの主人公にはヒーローの要素はないと思います。

逆にかわいそうで気の毒になるぐらいの人物もいますけどね。

 

それからこの映画の見どころの1つがアクションシーンガンアクションですが、これも評価が高いようですね。

個人的にはホテルで散弾銃を乱射するようなシーンがありますが、そのシーンが印象に残っています。どんな種類の散弾銃か分かりませんがあんなに破壊力があるとは知りませんでした。

確かにド迫力のシーンではありますね。

 

ラストはこれでいいのか?

ただ高い評価を受けている映画ではありますが、個人的にはあまり好きな映画ではありません。まあ私の目が節穴と言うことなんでしょうけどね。

何が気に入らないかと言うと、一番はラストがハッピーエンドですからね。私は思わずモニターに向かって「ハッピーエンドかい!」と突っ込んでしまいました。

犯罪者が逃げ切ってこの後幸せに暮らす(だろう)と思わせるようなラストはどうなんでしょうか。やはり悪者は悪者らしく、最後は捕まって罰を受けて頂きたいと思います。

日本人なら勧善懲悪的な倫理観が染み付いているような気がするので、私のように思う方もいると思いますけどね。

 

最後に・・

今回はマックィーン主演の1972年の映画「ゲッタウェイ」の個人的な感想・評価をアップしてみました。

しかし評価の高い映画ではありますが、個人的にはハードボイルドの傑作とはとても思えませんでした。

とは言ってもスティーブ・マックィーンのファンの方や、アクション映画が好きな方なら楽しめる映画だと思います。

あとガンアクションも見せ場の1つかも知れません。それが目当てなら見る価値はあると思います。