わしらが中学生だった70年代にはエレキギターと言えばグレコ、フェルナンデスがメジャーでした。
全国的にはどうか知りませんがわしの住んでいた名古屋市北区あたりの中学生はそういう認識だったはずです。もちろんヤマハやグヤトーン、アリアプロ2とかもありましたけどね。
でもこういったメーカーのギターは中学生にとっては高いです。
ですので安かったウエストミンスターやフレッシャーに目が行く訳ですね。70年代当時の入門用エレキギターと言う感じでしょうか。
今回はウエストミンスターやフレッシャーのギターについて、記憶を頼りに評価してみようと思います。
70年代の初心者向け・入門用のエレキギター
わしらが中学生の頃、まずはトムソンのギターに憧れたわけでございます。
トムソンのカタログを毎日、それこそ穴の空くほど眺めてこれが欲しい、あれが欲しいとやっておりました。
しかしそのうちにいろいろな情報が入って参ります。そのため段々と「トムソンのギターは良くないらしい」という認識を持つようになってくるわけですな。
ただ現代のネット社会のように情報を得ようにもその術がないですからね。
今の時代になってからネットで見た結果、トムソンの比較的高額なモデルはそんなに悪くなかったということを知ったぐらいです。当時はいろいろなことを知るにも時間がかかりました。
ということでトムソンのギターから興味が薄れた頃にいいなと思うのが、ウエストミンスターやフレッシャーのギターでございました。
特にウエストミンスターはグレコの姉妹ブランドで、グレコの廉価版という触れ込みでしたのでおそらくそこそこの品質なんだろうなと思っておりました。
値段的には一番安いモデルが実売価格で1万8千円ぐらいだったと記憶しています。
遠い昔のことですから定かではありませんが、今の感覚だとそんなに安くもないですね。
ウエストミンスター&フレッシャーの評価は?
ただ結果としてわしの回りでは、グレコやフェルナンデスを購入した奴が多かったですけどね。わしも高校入学祝いにグヤトーンのベースを買ってもらいましたしね。
それでも同級生で何人かはウエストミンスターやフレッシャーの一番安いギターを買った奴もいました。
しかしわしの記憶が確かならば、当時の安ギターは出来が悪かったという印象があります。それもかなりのレベルでです。
ウエストミンスターのレスポールを買った友人に見せてもらったら、セットネックではなかったですし、トップもフラットでしたしね。
またすぐに壊れてしまった友人もいましたしね。
しかし今になって調べてみると、上位モデルはトムソンと同じくそんなに悪くもないようです。ジャパン・ビンテージとしてヤフオクとかでもそこそこの値段で取引されていますしね。と言うか根強いファンの方もいるみたいですね。
ただ廉価版モデルは実際の所、どうだったんでしょうね。先にも言いましたがわしの印象、記憶ではお世辞にも良いとは言えません。特にフレッシャーの安い物は良くなかったような気がします。
最も個体によって当たり外れもあるでしょうけどね。
最後に・・
どちらにして個人的には今の時代の安ギターの方が上だと思います。
今の時代の安ギター>ウエストミンスターの廉価版>フレッシャーの廉価版という感じではないでしょうか。最も実際に比べてみたわけでもないし、遠い昔の記憶だけが頼りの比較ですからね。
それにおそらくわしの目は節穴だと思いますので。ですのでまったく当てにならない感想・評価でございます。
しかしギターを始める環境という面では今の時代の子たちは恵まれているなあと思います。
羨ましくもありますね。