本日、写真週刊誌のフライデーの最新号をマンガ喫茶で読んでおりました。
そうしたらマネーの虎の出演者のその後についての特集記事がありましたので興味深く拝見させて頂きました。ただほとんどがなんでんかんでんの川原氏と安田久氏についてですけどね。
リサイクルショップのフランチャイズチェーンを展開していた倉庫生活館の堀之内元社長からは、インタビューの申し込みに対して「そっとしておいてくれ」という回答があったとのことです。堀之内元社長は年齢も2014年現在で67歳とのことですのでもう再起というか再び事業をすることはないかも知れませんね。
その昔、堀之内氏の講演を聴きに行ったことがありますがその時は「すごい人だな」と思いましたが。
ただいずれにしてもマネーの虎はエポックメイキングな番組であったことは間違いありませんね。
それで今回はマネーの虎の社長たちのその後、成功者となった志願者について紹介したいと思います。
マネーの虎の社長たちのその後
まずなんでんかんでんの川原社長ですが、現在はライセンス契約の店がいくつか残っているだけで本店はすでに閉鎖したとのことでした。川原氏は現在はタレントとしても活動されていますが催眠術もプロに近いようですね。
それに使うためのマジックグッズを今度販売するそうです。それで再度なんでんかんでんの本店を復活出来たら・・と言うようなこと言っておられました。
また安田氏の方は現在は外食虎塾という会員組織を主催されていますね。外食事業で独立や成功を目指す方への会員制の勉強会&コンサルティングという感じですね。
マネーの虎に出演して有名になってから結婚された、元モデルか何かの若くてきれいな奥様とも離婚していないそうです。「倒産した」といったら奥様が「稼いでこい!」と仰ったそうでございます。
普通なら離婚を考えてもおかしくないのに見捨てるどころかケツ叩くとはねえ。何という気丈というかカッコいい奥様でしょうか。
安田氏も奥様に対して感謝の言葉を述べておられましたがやはり良いかーちゃんがいる方は強いですね。
しかしマネーの虎に虎として出演していた社長たちのその後が波乱万丈なのを見ると、本当に事業を継続することは難しいなあと思います。
起業して10年後に残っている確率は10%もないと言われていますよね。40%近くは1年以内にあぼーんして5年で70%ぐらいは廃業・倒産したりして消えてしまいます。私も約8年でダメになりました。
もちろん地道に商売を続けておられる方もたくさんおられますので一概には言えないですけどね。
虎として出演されていた方の中で、その後も変わらず頑張っておられるのはモノリスの岩井社長やひばりプロの加藤社長、国立ファームの高橋がなり社長、あと名古屋の吉川社長や大阪の文野社長とかもバリバリとやっておられるようですね。まあひばりプロの場合は特殊かも知れませんが、大したものだと思います。
でも川原氏や安田氏のようにすでに再起した方や再起に向けて頑張っている方もいます。私も商売を失敗した一人でございますが、見習って何とか這い上がらないといけませんな。
成功者となった志願者たち
それからマネーの虎の虎側ではなく出演してマネー成立した側の方にも現在も成功されている方もいますよね。
最もそんなに数は多くはないと思いますが、そんな中でまず名前が挙がるのがひばりプロの加藤社長が出資したパスタ屋さんでしょうね。現在4店舗~5店舗ぐらい経営されているようです。
後はモノリスの岩井社長が出資したパソコン出張修理の方ですね。法人化して自社ビルまで建てたということですから大したものだと思います。
その他にもぼちぼち成功している方や、逆にノーマネーでフィニッシュした方の中にも別の出資者を見つけて成功している方もいるようです。
女性専用のシェービングサロンの方やキックボクシングのトレーナーの方とかがそうですね。
それから結果としてノーマネーになりましたが、印象に残っているのは「武道館でデビューをしたい」と言って出演した方です。
一応1800万円強のマネーをゲットしましたが、加藤社長にチケットを手売りで5000枚と言う条件を付けられてのゲットでした。
でも条件を達成出来ずにノーマネーになりましたよね。確かに普通に考えれば手売りで5000枚はかなりのハードルですよね。ただ当時、ネットでも音源が聴けましたが結構いい曲があったと思いますけどね。
現在どうされているのかふと気になって検索してみたら、2011年のことですがモノリスの岩井社長のブログに画像付きで記事がありました。それと自伝のような本を2012年に出版されていますね。
元はアメ車屋さんだったみたいですのでその世界に戻って頑張っておられるのかと思っておりましたがそうではなかったようです。その後はそれなりに苦労されたみたいですね。離婚とかもされたみたいです。
音楽はスパっと止められたようですが、出来れば音楽も続けて欲しかったですけどね。現在は何をされているのか分かりませんが、それでもまだそんなに年でもないでしょうしアメ車屋さんでそれなりに商売をされていた方ですからね。
近いうちに成功者の中に入るかも知れません。
しくじり先生に南原社長が登場!
2017.3.8 追記
「しくじり先生 俺みたいになるな!」と言う番組がありますよね。
言うまでもないですが、成功した各界の著名人が過去の失敗を赤裸々に語り、その教訓を伝えるという内容の番組です。いつぐらいに始まったか知りませんがこれは良い番組だと思います。
テレビはほとんど見ない私ですが、この番組なら見たいと思いますね。中には無料ではもったいないと思えるような神回もあります。
個人的にはそれこそマネーの虎に匹敵するような番組だと思います。
そのしくじり先生に元虎の南原社長が出演されましたね。
私も拝見させて頂きましたがこの時もまさに神回だったと思います。南原社長もイギリスのローバーが破たんしたことで、連鎖倒産のような形になってしまったそうです。そのため一時は住む家もなく、ホームレスになってしまったのだとか。
でも手を差し伸べてくれた方々のおかげで人材派遣業で再起し、今はまたグループ全体で売り上げ100億円まで回復したとのこと。
いやはや何とも凄いお方でございます。私も爪の垢でも煎じて飲ませて頂きたいですわ。
お話の中で、かつての自分は何でも自分1人で決めて社員の言うことを聞かなかったそうです。それを千手観音経営と自分で名付けておられたそうです。
また仕事中に遊んでいる経営者仲間をバカにしていたこと、でも手を差し伸べてくれたのはそのバカにしていた社長だったこと、無能だった以前の社員たちは実は有能で顧客を持って他社に転職していったことなどを話しておられましたね。
中でも印象的だったのは、再起した後に昔の社員が4人ほど帰って来てくれたという話です。南原社長はこの話の途中にその当時のことを思い出して、涙ぐんでおられました。
で、結論として「社長にとって社員
現在はいくつもの事業をそれぞれ社長を置いて任せているそうです。そしてグループ全体で1000億円を目指すとも。
すぐには無理かも知れませんが、南原社長なら達成されるかも知れませんね。
最後に・・
あと南原社長とは関係ないですが、2ちゃんねるの関連スレッドの書き込みの中から素晴らしい金言を見つけました。
>この番組での教訓は
「偉そうに他人に上から目線で説教垂れる奴は総じて没落する」
>>でフィニッシュです。
いやあ素晴らしい書き込みをされる方がいるものですね。
私などはほんの少し上手く行っただけで、すぐ調子に乗ってしまいます。今までに何度それで失敗したことでしょうか。
勝って兜の緒を締めよとも言いますし、実ほど頭を垂れる稲穂かなと言う言葉もありますからね。