トムソンのギターの通販・カタログの思い出&本当の評価は?

トムソンという文字を目にして「おぉ、懐かしい!」と思われた方は、1970年代半ばぐらいにギター少年だったわしとご同輩でしょうな。

当然ながら今の若い方は知らないと思いますが、トムソンとは昔あった二光通販という会社のギターなどのオリジナルブランドです。遠目で見ると、TOMSONのロゴがGIBSONに見えるというステキなロゴが特徴でした。

またアコースティックギターはトーマスというブランド名が中心だったように思います。他にも廉価版としてとかハリーというブランドもあったみたいですね。トーマスはわしも覚えていますがハリーはちょっと記憶にないです。

でもオッサンたちが中学生~高校生ぐらの時にはそこそこ売れていたんじゃないですかね。当時のギター少年、特に中学生ならは誰でも一度は検討したと思います。

まさに青春の1ページだったわけですが、ここでトムソンのギターの通販カタログ、そしてその思い出、トムソンのギターの評価などについて振り返ってみたいと思います。

エレキギター

 

二光通販はギターの通販の先駆け

二光通販は今から思えばギターなどの楽器の通販の先駆けでした。

と言うか通販自体がそれほど一般的ではなかったですからね。ですので通販企業の先駆者と言っても良いかも知れません。

会社自体はとっくの昔に倒産してしまったと思っていましたが、西友リテールサポートという名前になって存続していますね。ただ通販からは撤退して西友グループの人材派遣会社としてですけども。

その一方で元経営者が中心となって、新光通販という会社を立ち上げていますね。こちらもまだありますが2014年の春に景表法で摘発されたようです。

 

このトムソンのギターはわしの記憶の中では当時の最も安いギターだと思っていました。でも意外とそうでもなかったみたいですね。

こちらのブログには当時の広告が紹介されていますが、今の時代にある1万円以下のような機種はなかったようです。1万後半~2万円台から6万円台が中心だったみたいですね。

もちろんこれでも安いですけど当時と今の貨幣価値の差もありますしね。それを考慮すると、そんなに激安価格ではないですよね。

 

またこの他にも検索するといろいろなサイトやブログが出て来ますね。皆さんトムソンや二光通販について熱く語っておられます。

いくつか拝見させて頂いて、オッサンも共感したり懐かしく思ったりしました。

 

懐かしのトムソンのカタログ

それとトムソンと言えばカタログが印象深いです。

現代のジャパネットたかたも真っ青の素晴らしい宣伝文句、キャッチフレーズがこれでもか!というくらい出てくるカタログでございました。

B5ぐらいの大きさで約100ページぐらいだったと思います。ギター、ベース、アンプの他にもステレオとかも掲載されていました。もしかしたらギターなど楽器だけでなく、いろいろなカタログがあったかも知れませんけどね。

youtubeにもどこのどなた様か存じませんが、懐かしのトムソンカタログをアップされている方がおられます。

わしも懐かしく拝見させて頂きました。

このカタログはもちろん無料でもらえます。ただその請求方法がまた素晴らしゅうございます。

何とハガキで請求します。

音楽関係の雑誌や明星、平凡といった芸能関係の雑誌、それから普通の少年〇〇〇といった漫画の週刊誌などにもトムソンの広告は掲載されていたました。その広告のカタログ請求権と書かれた部分を切り取ってハガキに貼って請求します。

今の時代の感覚では考えられないですよね。

わしも中学校1年生ぐらいの時に送ってもらいました。毎日のように眺めては、一番高い機種が欲しいなあと思ったものでございます。

あと多くのギター、ベースが10回払いとかに対応していました。ですので中学生とかでも毎月のこずかいで何とかなりそうな額ではありましたね。

これは今から考えても画期的な販売方法かも知れません。信販会社、クレジット会社も通さずに自社でやるわけですからね。

それからそのカタログには安さの秘密?理由?とか題して間に問屋を通さないから安い、ということが図解入りで説明してありました。

わしもそれを信じこんでいました。最も別に間違いではなかったと思いますが。

 

トムソンのギターの評価は?

ただわしも含めて回りの友人とかも結局誰も買わなかったですね。

高校生になると余計な知恵も付きますし、情報も入って来ますからね。そのためトムソンは憧れから笑いの対象になってしまいました。

ところが品質もそんなに悪くもなかったようですね。と言うか良くもないけど悪くもないといった評価でしょうか。

もちろん廉価モデルは別として上位モデルだけの話ですけどね。というのも一部のモデルはあのフジゲンが製造していたらしいです。

これはには少し驚きました。

となると1970年代半ばぐらいの一部の機種は、ジャパンヴィンテージと言ってもいいかも知れませんね。

カタログを見て笑っていたわしらのような輩は謝らんといかんですな。

 

最後に・・

トムソンの通販・カタログ、評価について個人的な思い出等を紹介してみました。

それにしても懐かしいですね。今となっては一度は購入しておけば良かったです。

ただ現代の世にはヤフオクという非常に素晴らしいシステムがございます。トムソンのギターやベース、アンプも数は少ないですが出品されていますね。

本日、検索したら、トムソンのギターアンプが1000円ぐらいで出品されていました。思わず入札しようかなとも思いましたが・・今のわしにはギターアンプよりベースアンプですからね。

見るだけにしておこうと思います。