人の死は当然ながら100%ですよね。不老不死とか何百年も生きる人なんていないです。
また近い将来、火葬場が足りなくなるほどの多死社会が到来するとも言われています。もちろん一時的なものだと思いますけどね。
しかしそうであればそれに関連したビジネスも新しく出てくるでしょうし、また今ある業界も多忙を極めることになるかも知れません。
そこで今回は墓石ビジネス、墓石業界について個人的に思うところを記事にしてみたいと思います!
墓石ビジネスの闇?
先日、週刊誌のFRIDAYを読んでおりましたら墓石ビジネスについての記事がありました。どんな内容の記事かと言いますと、業界の実情を告発するような内容の記事ですね。
その記事では「客の足元を見て値段を吊り上げるのがこの商売の醍醐味」とか震度3程度の地震でも倒れてしまうように、しっかりとした工事をしないというようなことが書いてありました。墓石が倒れてしまうと再度工事が受注出来ますからね。
他にも墓石の産地偽装の問題やお寺などのと癒着の話もありました。癒着と言うかお寺さんと墓石の業者さんは持ちつ持たれつという面はあるんじゃないですかね。
ただそれが良くない方向に向いているならダメですが。あと産地偽装となると穏やかな話じゃないですよね。客の足元を見るぐらいなら商売の範囲かも知れませんが、産地偽装まで行くとこれは立派な詐欺で犯罪ですよね。こういうことをやっている業者はそれなりのペナルティを受けて欲しいものです。
最も今はネットがありますからね。墓石とかで検索しても相場を調べることが出来るサイトもあります。また墓石の通販をやっている会社もありますね。
無料で相談できるようなサイトもありますし今までのような不透明さはどんどん薄れているような感じです。やはりネットの力というのは大きいですね。
と言うことで個人的にはこういった闇の部分はあるにしても、だんだんと減っていくのではないかと思います。
墓石のように相場が不透明な業界は狙い目?
話はそれますが今からもう10年以上前になりますが、ビジネス書を読み漁っていた時期がありました。本を読むだけでなく起業やマーケティング、広告宣伝などについてのビジネスセミナーにも何回か参加したものです。
そして記憶もやや曖昧ですが、この手のセミナーで価格や値段、相場が不透明な商品や業界はねらい目だという話を聞いたことがあります。
講師の方は一例として墓石を挙げておられました。とは言ってもそうは簡単に参入出来る業界ではないと思いますけどね。まあ講師の方は一例として紹介されたと言うことだと思いますが、このような商品は粗利も大きいのでこういったビジネスを探せば事業も上手く行くとも。
最も何も客の足元を見ろというようなことを推奨されていた訳ではありません。墓石のように値段、価格が不透明な業界は価格を明朗にするだけでチラシの反応もアップするという話でした。
言われてみればその通りですね。客の方から見ればある程度高額であるのは分かるが果たしていくらぐらいするのか不安ですからね。その不安を取り除いてくれる業者であればそれだけで信頼出来きると思うのではないでしょうか。
あと高額な売り切りの商品、高額でなくてもリピート性のない商品は無理やりリピート商品にしてしまうと良いという話もされました。
この点から見ると地震ですぐに倒れてしまう墓であればリピート商品にしてしまったとも言えますよね。ただ客の方から見たらたまったものではありません。もし本当にそこまで考えて墓が倒れやすくしてあるのであれば、それはもう犯罪的な行為だと思います。
墓石ビジネスの将来性
ただ墓石ビジネス、墓石業界の将来性となるとどうでしょうか。
今の時代は少子高齢化社会です。また生涯未婚率もどんどん上昇し、独り者が増えています。こういった状況が今後も続くとしたら、仮にお墓を建てたとしても誰が守をしていくのかと言う問題が出てきますよね。
一方では墓ではなく永代供養を選択する方も増えて来ています。私個人もそうするつもりです。ですので墓石業界はそんなには伸びて行かないような気がします。
それとネットのおかげで価格破壊も起きていると思いますし、不透明な業者が淘汰されて行くのではないでしょうか。その後に残った健全な業者だけが潤うような状況になって行けばいいと思いますけどね。
一方、先祖代々の墓はあるけど守る人がいないと言うことで、墓じまいと言うビジネスも出て来ていますよね。墓石業界ではないですが、一時的にしろこういったビジネスは伸びるのは間違いないでしょうね。
まとめ
今回は墓石ビジネスの産地偽装問題や闇の部分について、ネット時代の墓石ビジネス、そしてその将来性などについて、記事にしてみました!
個人的にはかつてのような怪しい?部分はかなり減って来ているような気がします。でももし詐欺に近いようなことをやっている業者がいるならきちんと行政が対応して欲しいですね!
ただ将来性と言うか伸びしろは少ないと思います。これから墓じまいをする方も増えるでしょうからね。
逆には墓じまいのような関連ビジネスには商機がありそうですね。