食品偽装、食材偽装と言われる事件が後を立ちませんな。
しかしいつまで続くのでしょうか?忘れた頃にはマスコミで取り上げられて事件になっています。
でも冷静に考えればバレないはずがありません。昔から壁に耳あり障子に目ありとか天網恢恢疎にして漏らさずと言いますからね。
それにネットやSNSがこれだけ影響力を持つ世の中です。バレたらその影響は計り知れないですし、下手したら事業が立ち行かなくなるぐらいのインパクトがあります。
今回はなぜ後を絶たないのかと言うことと、過去にあった代表的な食品偽装を振り返ってみたいと思います!
木曽路が食品偽装
今回、食品偽装が発覚したのはしゃぶしゃぶの木曽路です。松坂牛や佐賀牛と表示しながら実際には無銘柄の牛肉だったとのことです。
木曽路は名古屋が本店ですが、名古屋中心として東海地方には比較的たくさん店舗があります。私もサラリーマン時代には良く行きました。名古屋の某店舗に知人が働いていたということもありましたしね。
印象としては「やっぱり木曽路は違うなあ」と思っていたんですけどね。今回発覚したのは3店舗だけということですが、果たしてどうでしょうか。3店舗の料理長は店の利益を出すためにやった、と言っているようです。
となると企業体質とか社風がその背景にあるのでしょう。3店舗だけではないかも知れません。社長も謝罪会見をしたようですがもっと調べた方がいいかと思います。
でももしかしたら私が行っていた当時から今回のような事があったかも知れません。よほどのグルメや舌の肥えた人間でないとそうは分かりませんからね。
それと同じものでも木曽路で食べれば美味しく感じるということもあるのかも知れません。ただ信用していただけにねえ。
個人的には少々、ショックです。
過去の食品偽装の事例
また2013年には大手のホテル、阪急阪神ホテルズでもこういったことはありました。この時には社長が引責辞任ということになりましたよね。
阪急阪神ホテルズだけの問題ならこれで幕引きとなったかも知れませんが、しっかりとした再発防止策を実施して頂いたのでしょうか。人の噂も75日とかのど元過ぎれば熱さ忘れるというような気持ちで対応してもらってはよくないですからね。
それからそれ以前にもうなぎの産地偽装や事故米の流通、飛騨牛の偽装事件や雪印牛肉偽装事件などがありました。特にうなぎなどは何度もこの問題が出てきています。
うなぎは数が少なくなってしまい絶滅危惧種に指定される可能性も大ということらしいですからね。産地偽装すれば高く売れるということなのかも知れません。
中国国内でもこういった偽装問題は深刻なようですが、彼の国ならさもありなんという気がします。しかしここは中国ではなくて日本です。
商売、ビジネスですから利益を追求するのは結構なことというか当然のことです。でもきちんと誇りをもって正直な商いをやって頂きたいものです。
そして一番印象に残っているのが船場吉兆でしょうね。
おかみとその息子の現社長の記者会見は有名になりましたね。もちろん良くない方でですが。お笑い芸人の方もマネしたりしました。
その後も客の食べ残した刺身とかを再度出していた事も発覚し、廃業に追い込まれましたよね。元々船場吉兆は吉兆グループの1つでその他の吉兆は今でも営業しています。
でも他の吉兆にとってはたまったものではないですね。
食品偽装をする原因と我々消費者はどう対策すれば良いのか
ただもしかしたら飲食業においてはこういったことは日常茶飯事かも知れません。こうでもしなければ利益が出ないという面もあるかも知れませんけどね。
一番の原因はそこでしょう。ただ門外漢ですから実際の所は分かりませんが、もしかしたら相当深い闇があるのかも知れませんね。
そのため原因と言っても一言では言えないかも。
それと消費者の側で出来る対策はどうすれば良いのでしょうか。しかしこれと言ってもないですよね。
見ただけ、食べただけで産地偽装が見抜けるような人はそうはいないですからね。販売する側の表示などを信じるしかありません。
だからこそ、食品偽装の事件がバレにくいというか後を絶たないのかも知れませんね。しかし一旦発覚したらその店舗なり会社がその後どうなったか、ということを考えて頂きたいですね。
まとめ
今回は過去にあった代表的な食品偽装問題を振り返ってみました!あとその原因と消費者が出来る対策についても考えてみましたが・・
正直、素人ではこれといった方法は思い浮かびません。
ただ食品偽装をする側には商売人、料理人としてのプライドとかはないのでしょうか。自分の良心に恥じない、誇りの持てる商いをして頂きたいものです。
でも個人のレベルではそれが出来ても組織となると・・利益優先になってしまうのも仕方がない面はあるでしょうけどね。