勝田清孝連続殺人事件~戦後最悪のシリアルキラー

ここ数年、毎年のように痛ましい事件が起きています。

まあ今に始まったことではないかも知れませんが、2017年も座間で連続殺人事件がありました。被害者の方のご冥福をお祈りするとともに、1日も早く事件の全容が明らかになることを願っています。

ただこの事件をきっかけに、元消防士の勝田清孝が引き起こした連続殺人事件の事を思い出しました。最も思い出すようなことではないですし、その前に思い出したと言う表現が適切かどうかも分かりませんけどね。

しかしあの事件も本当に酷い事件でした。

間違いなく戦後最悪のシリアルキラーですよね。

犯罪者

 

勝田清孝連続殺人事件の概要

この事件は1970年代から1980年代前半にかけて起きました。

勝田は消防士が非番の日に、高速道路を使って滋賀県から名古屋方面まで遠征して犯罪を繰り返していたようです。当時の報道では実際には30人~50人程度の殺人に関与したのではないかとも言われていました。

実際に勝田自身も22人の殺害を自供したという話もあります。ただ証拠不十分で立件出来たのが8人だけだったということです。

当時、愛知県内で女性が殺される事件が何件か起き、どれも未解決になっていました。その現場を結ぶと?の形になると言われていました。それが全部、勝田の犯行だったわけですからね。またただの殺人事件ではなくて猟奇的な面もありました。

それと犯行を重ねている最中に、当時放送されていた「夫婦でドンピシャ」と言うクイズ番組に出演したり、「免許の書き換えはどうなるのか」と担当の刑事に尋ねたと言う話もあります。

普通に考えれば分かりますよね。また出てこれるとでも思ったのでしょうか。あと少年時代に事件を起こした人間が消防士になっていたのにも驚きました。

もちろん少年時代に罪を犯しても、きちんと反省して更生しているなら問題ないかも知れませんが・・そんな人間ではないですからね。いくら何でも消防士の適正はないに決まってますよね。

まあこういったことは、いろいろなサイトで詳しく検証されていますけどね。

 

勝田清孝を捕まえた社長

しかし勝田にも年貢の納め時がやって来ます。

名古屋の昭和区の御器所にある銀行の駐車場で、従業員の給料を下しに来た社長を狙って逆に取り押さえられました。この方は当時31歳の青年社長で身長も185cm以上もある大男です。

勝田はどちらかと言えば華奢な方だったはずですのでひとたまりもなかったでしょうね。警察官から奪った拳銃を突き付けたらしいですけどね。でも回転部分を押さえれば発砲出来ませんからね。

ただ一発は弾が出て社長は「本物だったのか」と思ったらしいです。一歩間違えば危なかったですね。

 

で、私は大学生の時に、この社長の会社でアルバイトをしておりました。業種は今で言えば派遣とか業務請負でしょうね。あと引っ越しもやってましたし運送もやっていたはずです。

私はと言うと週に2日ぐらい、自宅から近い岐阜県のある工場へと行っておりました。昭和区の会社へ行くのは給料をもらう時だけです。

大学2年の夏休みから卒業するまでお世話になりましたが当時にしては時給は良かったです。

 

ですので社長が一躍有名人になった時には本当にびっくりしました。

それと同時に「そりゃあの人には勝てんわ」とも思いましたね。私の記憶が確かならば高校か大学時代には柔道もやっておられたはずですし、何よりあの体格ですからね。

しかしもし社長が捕まえてくれなかったらまだまだ被害者が出た可能性もあります。それを思うと本当に良かったですね。

 

ただ個人的には月に2回ぐらい給料をもらいに行くときにお会いする程度でしたので、それほど親しくお話しさせて頂いたことはなかったです。ですのでどんな方なのかはよく分かりません。

名古屋の某大学を卒業されたことや柔道をやっておられたのは聞いた記憶がありますけどね。それと今はどうされているでしょうかね。お元気ならいいですが。

もう引退していてもおかしくない年齢ですのでおそらくは悠々自適で暮らしておられることと思いますけどね。

 

まとめ

事件ももうかなり前のことになりました。知っている人の方が少なくなってきたかも知れません。

でもこのような事件は二度と起きて欲しくないですし、警察にも頑張って頂きたいです。

いずれにしても改めて被害者の方のご冥福をお祈りしたいと思います。