日本のトップフォーミュラと言えば現在はスーパーフォーミュラでございます。
2013年にスタートし結構シビアな戦いが展開されていると思います。今のF1に比べればマシンもカッコいいですしね。
最もバブルの頃は参加台数も多く、その当時と比べると寂しさは感じますけどね。でもそれなりのレベルのドライバーが参戦し、レベルの高いシリーズとなっています。
ただレベルの高さは今に始まったことではありません。日本のトップフォーミュラはには数多くの外国人ドライバーが参戦し、中にはF1へとステップアップしていったドライバーもいます!
そこで今回は日本のトップフォーミュラに参戦し、その後F1へとステップアップしていった外人ドライバーを何名か紹介したいと思います!
日本のトップフォーミュラの歴史
と言うことで現在はスーパーフォーミュラが日本のトップフォーミュラですが、以前にもいろいろな名称で選手権が開催されておりました。
最初の選手権名は全日本F2000選手権ですね。これは1973年始まり1978年には全日本F2選手権になります。その後1987年からは全日本F3000選手権、1996年からはフォーミュラ・ニッポンへと続いて行きます。
その間にはそれこそ数え切れないくらいの外国人ドライバーも参戦していますよね。私が真剣にレースを見ていた時期は1985年ぐらいから1999年ぐらいまでです。
ですので個人的に印象に残っている外国人ドライバーと言うとこの時期にF3000やフォーミュラ・ニッポンに参戦していたドライバーということになります。
あのミハエル・シューマッハもスポット参戦!
個人的に最も強烈な印象を受けたのはミハエル・シューマッハです。
F1で数々の記録を塗り替え史上最強のドライバーと言われたあのミハエルも91年にSUGOでスポット参戦しました。予選用タイヤを一度も使ったことがないにもかかわらず見事に使いこなし、決勝でも2位に入りました。
何だ、2位かい!と思う方もいるかも知れませんがこりゃ凄いドライバーになるなあと思ったものです。最もその前のF3時代にも当時、富士スピードウェイで開催されていたインターナショナルF3リーグで優勝していますけどね。あの時も凄かったです。
日本のF3000に参戦した理由としてミハエルは予選用タイヤを使ってみたかったからというような発言をしていますね。その後、彼は弟のラルフ・シューマッハにもフォーミュラ・ニッポンへの参戦を奨めています。
当然ながら実の弟に、ぬるくてプラスにならないシリーズへの参戦を奨めるわけないですからね。ミハエルはフォーミュラニッポンをかなり評価していたということですね。
そしてラルフはフォーミュラ・ニッポンの初年度にチャンピオンを取り、F1へとステップアップして行きました。
全日本F3000選手権時代
他にも91年ぐらいから94年ぐらいまでのF3000は結構豪華な顔ぶれが日本でレースをしていました。その後F1で優勝するドライバー、チャンピオンシップ争いをするようなドライバー、あるいは優勝は出来なかったけどそれなりに評価されていたドライバーが参戦していたんですからね。
ざっと思いつくだけでもエディ・アーバイン、ハインツ=ハラルド・フレンツェン、ミカ・サロ、ジョニー・ハーバートなどがいます。このうちアーバインはF1で4勝、フレンツェンは3勝、ハーバートも3勝をあげていますね。
そして1999年のシーズンには当時フェラーリのアーバインはシューマッハがケガで欠場していたため暫定ナンバーワンドライバー扱いを受けてミカ・ハッキネンとチャンピオンを争いをしました。結果として2位でしたけどね。そしてこの時の3位がフレンツェン、そしてシューマッハの代わりにサロがアーバインのチームメイトとしてサポートしました。
あとレギュラードライバーとなるとエマニュエル・ピロ、パオロ・バリッラぐらいでしょうか。
またF1では活躍する間もなくセナが事故死する前日の予選中に亡くなってしまったローランド・ラッツェンバーガーも参戦していましたね。
フォーミュラ・ニッポン時代
その後のフォーミュラ・ニッポンからも初代チャンピオンのラルフ・シューマッハを始めデ・ラ・ロサ、ラルフ・ファーマンといったドライバーがF1へとステップアップして行きました。
でも目立った活躍をしたのはラルフぐらいのものでしょうかね。でもファーマンは1年限りでしたがデ・ラ・ロサはいくつものチームから参戦しました。やはりドライバーとして認められていたと言うことでしょうね。
その他、レギュラードライバーとしてはマレーシア人のアレックス・ユーンやインド人のナレイン・カーティケヤンがいますが正直、ペイドライバーですよね。それにフォーミュラ・ニッポン時代を含めても活躍したとは言えないと思います。
最後に・・
今回は日本の全日本F3000選手権やフォーミュラ・ニッポンに参戦し、その後F1へとステップアップしていったドライバーを何名か紹介しました!
昔も今も日本のトップフォーミュラは本場ヨーロッパからもそれなりの評価を受けていたのは間違いありません。
また逆に日本人以外の元F1ドライバーも何名か参戦してくれています。スーパーフォーミュラ2014年シーズンもヴィタントニオ・リウッツィが参戦していますよね。
しかし日本のトップフォーミュラもこうやって思い返すとかなり面白かったのではないでしょうか。
スーパーフォーミュラもこれから発展して行って欲しいものです。