ミドリガメと言うと私が子供の頃にはお祭りの露店とかペットコーナーとかで売られていました。
名前の通り緑色で可愛かったと思います。でも正式名はアカミミガメと言うそうですけどね。
私も子供の頃にはカメを飼っていた時期がありました。と言うか母が世話してましたけどね。それもあってかを飼いたいと言ったら母に反対されてしまいました。
しかしそのミドリガメが現在、大変なことになっていますよね!と言うのもミドリガメも外来種ですから我が国の生態系を破壊しつつありますからね。
いずれ輸入・販売・飼育も禁止になるとのことですが、今回はこの件について記事にしてみました!
ミドリガメの寿命は50年?大きさは?
ただミドリガメも小さい時はいいですが、大人になると結構大きくなってしまいます。
約30センチぐらいにまで成長するそうですからね。ここまで大きくなったら一般の水槽では飼えないですよね。
あと寿命も長く、野生では30年ぐらい生きるそうです。となると環境次第ではもっと生きる可能性もあるということでしょうか。
事実、50年ぐらい生きる個体もいるとのこと。まあカメは昔から長寿の生き物として有名ですからね。
しかしそれだとオッサンだとペットとして飼うのも考えものですね。ミドリガメより先に死んでしまうかも知れません。
もちろんご家族の方が責任を持ってその後も飼育してくれれば問題ないですけどね。
野生化したミドリガメは推定800万匹?
と言うことで飼ってみたはいいが持て余してしまって処分に困り、近場の池などに捨てる人も少なからずいるそうですね。
その結果、野生化したミドリガメが全国に推定800万匹!もいるとのこと。これは半端な数じゃないですよね。
これだけ増えてしまったら生態系を破壊し日本の在来種のイシガメを絶滅危惧種に追いやってしまったのも当然です。それにイシガメに比べて繁殖力も強く、30センチぐらいまで成長するのでイシガメよりかなり大きいのです。
これではイシガメさんを始め日本固有のカメさんでは太刀打ちできないですね。
輸入が全面禁止になるのはいつから?
それもあってか環境省がミドリガメの輸入を禁止することを決定しました。販売や飼育もいずれは禁止になるとのこと。
ただ気になるのは輸入、販売、飼育が全面的に禁止になるのはいつから?と言うことですが、これは2020年ぐらいをメドにしているとのことです。
しかし現在も何十万匹と飼育されているようです。ですので飼育を禁止すると言ってもそうは簡単にいかないような気がします。
それにきちんとモラルを守って飼育していらっしゃる方に、いきなり飼うなと言うのもねえ。愛情を持っている方もいるでしょうしね。
まあ輸入・販売を禁止するのは良いとしても、飼育に関しても切り離して考えるべきかも知れません。
駆除は可能か?
ミドリガメはもう半世紀近く前から輸入が始まっていると思います。そしてこれだけの数のミドリガメが野生化してしまっている現状を鑑みると、これを駆除しようと思ったら並大抵のことでは出来ないと思います。
というか不可能に近いと思いますが、どうなんでしょう。もし可能だととしてもおそらくかなりの時間や費用が必要でしょうね。
でもイシガメさんたちのためにも何か手を打つ必要はあると思いますけどね。もちろんミドリガメにとってはたまりませんよね。
もちろん外来種の問題はミドリガメだけではないですし、その難しさは他の外来種でも言われていることですけどね。
しかし悪いのは商売になるということで、ロクに説明もしないで輸入・販売した業者と飼い続けられず逃がした飼い主ですからね。
まあこれもミドリガメだけのことではないですよね。他の特定外来生物や植物全般に言えることですけどね。
きれい事かも知れませんが何とかうまい落とし所が見つからないものかと思います。でもそれが出来ないからこうなってしまっということでしょうね…
最後に・・
今回はミドリガメの問題を記事にしてみました!
今後、ミドリガメは輸入・販売・飼育が禁止になるとのことですが、その時期はまだ正式には決まっていなようです。
しかしミドリガメに限らず外来種の問題は難しいですね。
繰り返しますが、モラルのない販売業者が一番悪いと思います。逃がした元の飼い主がその次ですよね。
しかしミドリガメさんには罪はないですからねえ。何とかならないものかと思います。