2016年のNHK大河ドラマは真田丸ですね。
私も真田信繁は大好きですのでとても楽しみでございます。
全話見ることはないと思いますが、それでも出来る限り見たいと思っています。
ただ最後の大阪夏の陣では信繁に劣らぬ活躍をした毛利勝永にもスポットを当てて欲しいと思いますが。
まあそれはまだ先の話ですけどね。
昨日、第一話を見ましたが、今回は武田勝頼が小山田信茂に裏切られて武田宗家が滅亡、その後信之、信繁兄弟一行が上田方面へ戻る途中まででした。
しかし小山田信茂も酷いですね。
寝返ると言うよりまさに裏切りです。
勝頼も人を見る目がなかったということでしょうが、こういった面からも武田の当主の器量ではなかったのでしょう。
ただ信茂もその後、信長に妻子共々処刑されてしまいますが、裏切れば生き残れると思ったのでしょうか。
こんなことになるなら武田家と運命を共にした方が良かったと思います。
後世、いろいろと言われることもなかったでしょうし。
もちろん何でもありの戦国の世ですからね。
それに先に織田方についた穴山梅雪も真田もですけど、小山田も小さいながらも領主で武田家とは主従というより同盟関係だったとも言います。
そうであるなら武田家よりも自分の家の存続を願うのも当然かも知れません。
また穴山梅雪の場合は織田方に付く条件として武田宗家を継ぐのを認めて欲しいということだったそうです。
良く解釈すれば、勝頼は見限ったけど武田家のことは考えていたのかも知れません。
でも普通に考えれば自分が武田家の当主になりたかっただけと言うことでしょうけどね。
ただ勝頼が小山田信茂を頼らずに真田昌幸を頼っていたらどうなったんでしょうね。
今回の放送でも昌幸が信茂と同様、勝頼に自分の領地に来て再起を図れと進言する場面がありました。
でも昌幸は本当に勝頼を守って織田と一戦交えるつもりだったのでしょうか。
それとも小山田同様のことをしたんでしょうかね。
ヤフー知恵袋などを見てもいろいろな方が意見を述べておられますが、勝頼を守るという意見と守らないという意見はほぼ同じぐらいに見受けられます。
でも正直分かりませんよね。
私個人の心情としては、義将のイメージが強い信繁のおとっつぁんですから昌幸も義将であって欲しいと思ってはいますけどね。
ただ表裏比興の者と言われていたことや、生き残るために仕方がなかったとは言え主君を何度も変えた点から考えるとねえ。
それに以前から北条や織田方と通じていて書も残っているそうですからね。
でも秀吉には忠実だったようですし、おそらく信玄にも心酔していたのではないでしょうか。
そうであるなら信玄の息子である勝頼を見捨てるようなことはしなかったかも知れません。
しかし仮に織田を相手にしてゲリラ戦を展開するにしても勝算があったでしょうか。
もちろん後に徳川を2度も撃退する昌幸ですからね。
そこそこは戦えたと思います。
そうしている間に上杉を動かすつもりだったかも知れませんけどね。
でも真田勢と言っても2000から多くて3000ぐらいでしょう。
短期間ならまだしも織田勢が腰を据えて長期間に渡る物量作戦で来たらどうなるかということです。
まあアホなおっさんでは考えもまとまりません。
これから何か新しい資料でも発見されてはっきりするかも知れませんが、分からないままの方がロマンがあるかも知れませんね。
それともし小山田信茂のようになっていたら、後の世の真田の大活躍もなかったわけですからね。
これで結果としてはこれで良かったと言うことでしょうね。