小学生の男の子ならクワガタやカブトムシを好きな子が多いですよね。
私も子供の頃は大好きで、夏休みには毎日のように捕りに行っていました。個人的にはカブトムシよりもクワガタの方が好きでしたね。特にミヤマクワガタが好きでした。
でも世間一般というかマニアの間ではやはりオオクワガタが一番でしょうね。
かつては黒いダイヤと言われていたが・・
オオクワガタは一時は黒いダイヤとか言われていました。
大物になると数十万とか数百万という値段で取引されていたようです。最高では1000万円もの値段がついたそうですからね。私の記憶が確かならば30代前半ぐらいの青年実業家が購入したのではなかったかと思います。
しかし1000万円とはねえ。
失礼ながらどこにそんな価値があるのかと思ったものです。興味がない人間には理解出来ません。
それと同時に「わしもオオクワガタでも捕りに行こうかしらん」とも思いました。もしかしたら一攫千金を狙えるかも知れませんからね。
最もそう考えたのは私だけでなく、他にもたくさんいました。借金苦のネタで有名な夫婦漫才師、太平かつみさゆりのかつみさんも実際にオオクワガタの養殖に乗り出したそうです。でも失敗したみたいですけどね。
ただ素人が簡単に捕まえられたり養殖が出来るならこんな価格にはならないですよね。
オオクワガタの値段が大幅に下落
ただそれも昔の話で今は値段も素人から見て妥当なところに下落しているようですね。
かなりの大きなものでも10万円程度だとのこと。普通のものならペアでも数千円といったところだそうです。
まあ素人とか興味がない人間の感覚まらそんなものだと思います。何と言ってもクワガタですからね。もちろん好きな方にとってはたまらない魅力があるのかも知れませんけどね。
ただ1つ言えるのは、間違いなく昔が異常でバブルだったということですよね。
それから値段が下がった理由としては、第一に輸入が緩和されたこと、第二に飼育のノウハウが蓄積されたことですね。
私の知人で以前、昆虫関係のビジネスをしていた人がいますが、その彼に聞いてもオオクワガタを育てること自体は難しくも何ともないそうです。
もちろん今でも8センチオーバーのものを育てるのは難しいそうですけどね。8センチを超えるとそれなりの値段になるそうです。
それと気になるのは輸入が増えているということですね。
輸入のオオクワガタは日本古来の種類とまったく同じ種類なのでしょうか。同じでないなら問題があるかも知れません。わざと逃がすような人間もいないとも限りませんし、自然に逃げてしまうこともあると思います。
そういった場合に日本の種と交雑してしまう可能性もありますからね。最もいどうやら今の所、そういった心配はないみたいですね。
しかしこういったことは何もクワガタとか虫の世界のことだけではないですけどね。商売ですから利益が出るなら業者も輸入するのは仕方がないと思います。
しかし業者の方だけでなく購入する方も生態系を守るためにモラルは守って欲しいものですね。
オオクワガタの寿命
あと個人的に少しびっくりしたのはオオクワガタの寿命です。
注意深く飼育すれば5年から6年も生きるそうです。最も今の時代は飼育のノウハウや飼育キットも販売されているのが大きいでしょうけどね。
その昔、私が小学生の頃に飼育したクワガタは夏が終わる頃には死んでしまいました。ですので成虫になったらひと夏しか生きられないと思っておりました。
しかしそれは私の飼い方が悪かったと言うことなんでしょうね。
オオクワガタでないですし、今の時代のようにノウハウもきちんとした飼育キットもないので5年とか6年とかは無理かも知れませんが、2年ぐらいは生かせてあげられたかも知れません。
それを思うとクワガタ君たちにはかわいそうなことをしてしまいました。