名古屋の千種区に今池という街があります。
一応は繁華街ということになると思いますが、今から30年以上前の80年代前半の頃は、失礼ながら場末のスナックという感じの店が多かったですね。とてもオシャレな街とか学生の街と言う感じではありませんでした。
でもわしらが学生だった80年代の前半に、その今池に時計じかけというロック喫茶がありました!その頃に名古屋で青春時代を過ごした諸先輩、ご同輩なら憶えておられる方も多いと思います。
そこで今回は時計じかけの思い出を記事にしてみました!ただ何分、古い話なので記憶が曖昧な部分もあると思いますのでご容赦願います。
ロック喫茶「時計じかけ」とは?
ロック喫茶とはその名の通り、ロックを聴かせてくれる喫茶店でございます。21世紀となった今ではありえないビジネスモデルですね。
わしは大学に入ってから音楽に対する興味が薄れて車やモータスポーツ中心の生活を送っていましたが、それでも大学1年の頃はまだそれなりにロックが好きでした。
ですので先輩に連れて行ってもらった時計じかけにも結構頻繁に通っておりました。場所は今となってははっきり覚えておりません。
確か今池のダイエーの裏か横ぐらいだったと思いますけどね。小さなビルの地下1階だったはずです。
中は暗くてロックが大音量で流れていました。どれくらいの音量だったかと言うと、一緒に行った友人との会話が困難なぐらいです。声を張り上げないと会話出来なかったですからね。
リクエストも出来たので、わしはよくストーンズのラヴ・ユー・ライヴなどをリクエストしておりました。
また今で言う漫画喫茶ほどではないですが、結構漫画の数も多かったような気がします。わしはここで「天使のはらわた」という漫画を読んで暗い気分になったのを覚えています。
ノートや掲示板があって客同士で交流していた
それからお客が自由に書くことが出来るノートもありました。
そのノートにはいろいろなことが書かれていました。でも多かったのは悩み系ですね。
それを読んで、不満を抱えて生きているのはわしだけではないと思ったものでございます。客同士のやり取りとかもあって、今の時代のSNS的な要素もあったかも知れません。
思いっきりアナログですけどね。まあ80年代ですから当然ですが。
あとこれははっきり覚えていないですが、掲示板みたいなものもあったような気がします。
どんな内容かと言いますとバンドのメンバー募集であったり楽器などの売買やライブの告知などですね。でもこれはわしの記憶違いかも知れません。
他の店だったかも。
残念ながら閉店!
それにしても懐かしゅうございます。
古き良き80年代前半の名古屋、オッサンの青春時代でございます。でも残念ながら、時計じかけは80年第の後半に閉店してしまったみたいですね。
またその他にも栄の中日ビルの近くにもアトム(だったと思う)と言うロック喫茶がありました。ただこちらはロック喫茶と言うよりは今で言う漫画喫茶に近いですけどね。
でも店内にはロックが流れておりましたのでここもそれなりに通っておりました。
こちらももうありません。いつぐらいに閉店したのか分かりませんけどね。でもこれも時の流れでございます。
喫茶店自体が激減してしまった今の時代にはこのビジネスモデルは合わないでしょう。
最後に・・
今回は名古屋の今池にあったロック喫茶「時計じかけ」の思い出を記事にしてみました!
70年代~80年代に名古屋で青春時代を過ごしたロック好きの方なら懐かしいかも知れません。今となってはありえないスタイルの喫茶店ですけどね。
閉店も止む無しだと思いますが、寂しさも感じますね。古き良き80年代、昭和の時代の話でございます。