スカーフェイスは1983年公開の映画です。
主演はご存知、アル・パチーノです。1983年と言うとアル・パチーノが43歳の時ですね。最も乗っている時期なのでしょうか。
数あるアル・パチーノの代表作の1つですし、評価の高い映画ですので見てみましたがやはりこれは面白いですわ。
またアル・パチーノが演じる主人公トニー・モンタナの名言・名セルフにも痺れますね!
スカーフェイスの評価
スカーフェイスはオリジナルではなくて、1932年に制作された「暗黒街の顔役」と言う映画のリメイク版ということです。もっとも「暗黒街の顔役」というのは邦題で向こうでは同じくスカーフェイスですけどね。
でも話の内容は大分違っているようです。どこが違うかと言いますと、キューバ移民という設定とかラストが対立する組織の人間に殺されるという所ですね。ただ基本的な流れは踏襲していることです。
それから少し意外な気もしますが、公開当初はアメリカではあまり評価されなかったそうです。それが今ではかなり評価されていて、ギャング・マフィア物の金字塔的な扱いをされていますよね。日本でもこの映画のファンも多いみたいですね。
また今の時代のアメリカのマフィアやギャングたちにとって、スカーフェイスのトニー・モンタナは憧れの対象だそうです。まあ分からなくもないですが、犯罪者に憧れるというのもねえ。真人間を目指して頂きたいですな。
個人的な感想
それでスカーフェイスの個人的な感想ですが、確かに主人公のトニー・モンタナが腕と度胸だけで手段を選ばずのし上がっていく姿はカッコいいですね。最初の方はとても魅力的だと思います。
それでも一般的なヒーロー像とは違いますからね。こういう人間が段々真人間に近づいていくといった感じの方が個人的には良かったかなという気がします。結局、最後まで誰も信じられずに苦楽をともにした盟友まで射殺してしまいますしね。
ただ子供までは殺さないというところは良かったですけどね。でもそのため最終的には麻薬組織のボスの子分たちに射殺されてしまいますが。少しは正義に目覚めて巨悪をつぶして自分も死んでしまうという形であれば、という気がします。
失礼ながら小物ということだったのかなという感じですね。
あと一部残虐なシーンはありますが、銃撃戦とかの迫力もすごいですね。特にラストの銃撃戦は特筆ものだと思います。
俺の武器はガッツと信用だ!~名言が素晴らしい!
それからスカーフェイスの魅力は何と言っても名言・名セリフですね。それらをまとめたサイトもたくさんあります。この映画が人気があるのはストーリーよりも個別のセリフが評価されてのことではないでしょうか。
その名言もいくつかありますが、私が一番気にいったのは「俺の武器はガッツと信用だ!」ですね。交渉相手の麻薬組織のボスに言い放ったフレーズですね。
これはいいですねえ。私もこれから使おうかなと思います。
ただこのフレーズはそれほど人気がないのでしょうか?アメリカのトニー・モンタナ名言集みたいなサイトを見ても出てこないみたいです。でも私はアホですからね。英語が理解出来ないだけかも知れません。
あるいは翻訳した方がかなり意訳しているかも知れませんね。もちろんこのフレーズならそれでも問題ないと思いますが。
ただ一度、字幕版で同じシーンを見て見ようかと思います。
まとめ
今回はアル・パチーノの代表作スカーフェイスの個人的な感想・評価をアップしてみました!
この映画はやはりギャング映画の金字塔と言われるだけのことはあると思います。ただ個人的にはヒーローとまでは思えないです。
しかしああいった欲望、上昇志向、ガッツ、パワーというようなものは見ていて気持ちですね。特に私のように、日々日々欲がなくなり仙人のようになりつつある者から見ると純粋に羨ましいです。
若い頃は私もギラギラしていたはずなんですけどねえ。
今となってはあのパワーを少し分けて欲しいものでございます。